アザラシをサンドバッグと間違え?パンチした56歳男、捕まる。

アザラシと言えば、つぶらな瞳の愛らしい顔にでっぷりと恰幅の良い体格が、なんとも言われず可愛らしい動物だが、クロアチアのアドリア海東部に生息している絶滅危惧種の地中海モンクアザラシを、ボクシングの練習と称してサンドバッグ代わりにした男に対し、クロアチア政府は厳しい処置を講じた。


知る人ぞ知る、アドリア海に面する美しいビーチを幾つも有するクロアチアに生息している地中海モンクアザラシは、現在国による保護対象動物に認定されている。
風光明媚なクロアチアの海岸で、悠々自適の生活を送っていた幸せなある一頭の地中海モンクアザラシに、その日悲劇が襲った。

いつもの様にビーチを訪れる観光客は後を絶たなかったが、その中の一人マケドニアから来た56歳の男が突然、日光浴を楽しんでいた一頭の地中海モンクアザラシに襲い掛かり、パンチの雨を降らしたのだ。

ー凶行動機は何だったのか?

クロアチア広報局が明らかにした所によると、この襲われた地中海モンクアザラシに目立った外傷は見当たらず、凶行犯から身を守る為に自ら防護手段を講じ、必死に逃げていた事を目撃者が報告しているという。

この酷い動物虐待行為はすぐさま当局へ通報される事となり、このマケドニア出身の男の身柄は拘束された。
この男の氏名、はっきりした凶行動機などは明らかにされていないが、絶滅危惧種の保護動物に対して行われた、悪ふざけというにはあまりにも残酷な行為に対し、クロアチア当局は罰金280アメリカドルの支払いを命じ、さらに自然保護法を破ったかどで、今後5年のクロアチア入国を禁じる事を命じた。

ー動物に優しい国・クロアチア

優れた動物福祉法を有するクロアチアでは、毛皮目的での動物の飼育を禁じている他、2006年にはアザラシ製品禁輸を実施している。
地中海モンクアザラシももちろん例外ではなく、現在野生としてアドリア海に生息している約600頭の保護にも非常に積極的である。

確かにこの様な動物に対しての心ない行いは、決して許される事ではないが、ボテッとしたお腹にパンチをして見たいという衝動を抑え切れなかった為に、クロアチアの入国拒否ブラックリストに載
ってしまった哀れな男は、私たちにとっても良い警告の例となる事だろう。

―海外の反応

・ なんて酷い事をー。
・ クロアチアは素晴らしい、ぼくらの国も見習うべきだと思う。
・ この男の気持ちも分かる気がする・・・。
・ アザラシって本当に幸せそうな顔してるよね。
・ 知ってる?体重200キロ以上になるんだぜ。
・ 触るのもだめ?
・ 必死に抵抗するアザラシを見てみたい。
・ 逆に襲われかねないんじゃない?
・ いつも困った顔している動物NO.1!
・ 入国拒否って恥ずかしいだろー。
・ いい年した大人が何してんの、しかも自国じゃなくて外国でよ。
・ トラウマになったらどうすんの、アザラシなのに。
・ 何の基準で決めた罰金額?
・ 5年なんてあっという間だよ。軽すぎ!
・ 人間のエゴの犠牲になるのは、いつでも動物たちって決まっている。

参照:
http://www.kompas.com

(ライター:斉藤 ゆうき)

1 COMMENT

秒刊名無し

動物に優しい人間だけで世界を構築したい。
後の人間は切り裂いて殺そう。

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