張成沢氏の処刑シーンがネットに流出?一方フィッシングも横行

 

死刑となった北朝鮮の「張成沢」氏の処刑シーンと思われる動画が韓国のインターネット動画投稿サイト上に流出し話題となっている。この動画はモノクロで撮影されており、銃殺される一人の人物が映し出されているが、これが張成沢氏のものかどうかは不明。一方、「張成沢処刑場面」というコピーでリンクを踏むと特定のサイトへ誘導し課金する「フィッシング」サイトが横行しており注意が必要だ。

動画内では、荒野のような場所で一人の人物が後方から撃たれる様子が映し出されている。ただし、解像度も荒く白黒であるためこれが「張成沢氏」という確認はとれないものの、「張成沢氏の処刑公開」などとして紹介しているため、これに面白がったツイッターユーザは「張成沢氏銃殺シーン」などとして拡散させている。

はたしてこれは本人のものなのだろうか。

―同様の処刑シーンの写真をネット上に発見

これとは全く同じ構図の処刑シーンがインターネット上にあることが判明した。2005年3月に行われた処刑の様子だ。これが偶然同じ場所で行われそのよう見えるのか、それとも全く同じものが張成沢氏として拡散しているのかは不明だが、ネット上で動画を求める声が多いことは確かだ。

―フィッシングサイトが横行

一方処刑動画を求めたユーザが多いことから、「張氏処刑場面」というタイトルを餌に、フィッシングサイトへ誘導するスパムも横行。特にショートメール(などを経て)携帯からアクセスした場合そのまま接続される危険があり、高額な請求をさせられる恐れもあるので注意が必要だ。


―絶対にリンクを踏まないように。

今後も同じような手口で動画が拡散する恐れがある。デマやフィッシングの可能性も高く、大手メディアでさえ入手していないこの動画を信憑性が乏しい状態の現在は不用意にアクセスしないことをお勧めしたい、そもそも見ても気分の良いものでもないのでスルー推奨だ。

(ライター:たまちゃん)

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