まだ日本のインターネットが黎明期だった頃、ひときわ異彩を放っていた病院のホームページ「愛生会病院」。独特の色遣いと、病院らしからぬぎらぎらとしたGIFアニメは当時多くのネットユーザに衝撃と感動を与え、同時に「イカれたホームページ」の基本形ともいえるべき形をここで完成させ、後の「愛のぷりんてぃん」など様々なホームページに影響を与えてきた。そんなサイトがついに閉鎖された。
【続報】『愛生会病院のHPが閉鎖』
…残念ながら、
…本日、院長が「2ヶ月以内に閉鎖する」という声明を発表しました。。。 http://t.co/N4lXZLUfmS— 宮本“ブータン”知聡 (@miya_blu_swing) May 14, 2013
サイトの管理を行っている「 宮本“ブータン”知聡 」氏は5月14日にご自身のツイッターで2カ月以内に閉鎖するとの報告をしていた。2ヶ月後と言うと7月14日ではあるが、サーバの更新日等の影響もあってか本日7月1日に何事もなく閉鎖されていた。
現在のサイトには真っ白なNotFoundページが表示されるだけだ。
長年インターネットを楽しんできたかがたには古くからあるホームページが消えてしまい非常に残念なのかもしれない。ネットユーザからは「一つの歴史が終わった」『伝説が作られた」などと悲しみの声が寄せられた。しかしドメイン自体は生き残っているのでまたいつか復活をしてもらえると非常にうれしいものだ。ただし院長の判断とのことなので、何か特別な思いがあるのかもしれない。例えば・・・時代は変わったのだと。
ということで、まだあのサイトを見たいと思う方は本サイトは消えたがキャッシュは残っているのでそちらを見てみたらいかがだろうか。
―キャッシュ
http://bit.ly/11a4mrS
http://megalodon.jp/2013-0621-2040-27/www.aiseikai.or.jp/
※WEB魚拓のほうは一部のみです
―ネットユーザの反応
・また一つ、歴史が失われてしまった…
・なんか、一つの時代が終わった感。
・時代の灯がまた一つ堕ちた…
・なん…だと…?
・俺たちの20世紀がおわっちまった /
・確かにすごいデザイン
・うわぁ(´Д` )ショックすぎる
・レジェンド!
・趣味の悪いサイトデザインとして語り草となってしまうのが少し寂しくもある。
・そして伝説へ..
・伝説が生まれたようだ!
・エラーページもすごいのが出てくると期待してたのに
・俺たちの愛生会病院よ、さようなら。院長先生の次回作にご期待ください。
・貴重なWeb1.0遺産が…
・あのサイトは国が保護しておくべきだった。
これを機に我々はついに前を見るべきだと前向きに考える必要があるのかもしれない。
(ライター:たまちゃん)
けっきょく愛生会病院とは何と読むんだったのでしょうか…