秒刊SUNDAY

世界一若いお爺ちゃん誕生!なんと29歳。

29歳の無職の男性、デービスがイギリスで一番若いおじいちゃんとなりました。当初娘のティア(14歳)からボーイフレンドのジョーダン(15歳)の間に子どもが出来たと聞かされた時は、とてもじゃないがお祝いする気持ちにはなれなかったものの、孫娘が産まれた今祖母になった元ガールフレンドのケリー(30歳)と大喜び。「娘の偉業を褒め称えたい気持ちで一杯よ!」と大興奮。

しかし、家族の興奮を横目に、周りのは戸惑いを隠せない様子。赤ちゃんの父親だとばかり思っていたデービスが実は祖父にあたり、しかもかなり童顔だったため病棟に入るにもIDを求められる始末。

今回14歳の出産、スムーズには行かず分娩中に意識障害を起こし、緊急オペへ。25分後ようやく赤ちゃんが取り出されたことです。が、この赤ちゃん体重がたったの910gの超未熟児。現在はNICUにて順調に発育中、数週間後自宅へ帰れるとのこと。

無事出産し、子どもの退院の目処がたち、ほっとするのもつかの間、現実が立ちはだかります。
母親はまだ学校を卒業していず、退院後 母子供に、祖母であるケリー宅へ卒業まで暮らすことに。父親のジョーダンも娘が産まれる数週間前に中等教育の初級レベルを修得、「僕はラグビー部のキャプテンだからね、まぁ14人の子どもがいるようなものだよ」とある程度「父親」としての自覚は・・・まぁ、持っているようです・・・・

母親になったティアは「もし自分の子どもが私と同じような年で妊娠出産したら・・あんまり嬉しくないけれど・・・私の両親が私の気持ちを尊重してくれたように、私もこの子の気持ちを尊重して産ませてあげたいわ」のコメント通り。この娘と両親の絆はとても強いようです。それも、ケリーが15歳でティアを産んでおり、両親が彼女の一番の経験を含めた理解者だからでしょう。

誰もが驚くこのニュースですが、実はイギリスでは若年者の妊娠出産が社会問題になっています。
2009年の調べでは、18歳以下の少女の妊娠件数が38,259件、その半分の約20,000人が人工中絶をしています。
ということは、約20,000人のティーンエイジャーが母親の道を歩んでいるということになります。
この割合はオランダの5倍、フランス、スペインの2倍の割合。
このままでは、将来20台後半で孫がいる状況も珍しくないのかもしれません。

(ライター:サト)