テトラポッドは株式会社不動テトラの製品ですが、あの巨大な物体が海の沿岸に何体も転がっているのをよく見かけます。大きさからして値段はかなり費用がかかりそうだが、いったいいくらかかるのだろう。株式会社不動テトラの公式サイトを見てみると、料金表が掲載されていたが、製造コストはそう簡単に出せる物ではなかった。
通常テトラポットは買い上げではなくレンタルという形をとる。
しかも、実際そのものズバリのテトラポッドが届くと思いきや、レンタルするのは型枠だけ。
つまりテトラポットの型枠を借りて、あとは自社でコンクリートを流し込む。
当然、コンクリートを流し込む技術がなければただの型枠だけになるということだ。
さらに、それを移動させるためにクレーンやらトラックなども必然的に必要になる。
さて、気になるお値段のほうなのですが、テトラポットにもいろいろ種類があって(大きさだけですが)、一番小さなものは90センチぐらいのカワイイテトラポット。カワイイと言っても0.5tありますので人間の上に乗せたら、簡単に圧死するレベルです。
こちらの型枠のレンタル料が、1つ2,362円(2か月)意外に安い。容量は0.2立方メートルとなっている。
そして一番大きなものは5メートル四方のテトラポットで重さはなんと80トン!
その容量は35立方メートル。重いというレベルではない。
だが、こちらの値段も99,634円ということで、一般の人も十分購入できるレベルだ。
ただ、そのあとが問題で、コンクリート代金、作業費用は含まれていない。
コンクリート1立方メートルの相場が15,000円~ということを踏まえ、例えば0.5tのモノを作るとすれば、0.5tで0.2立方メートル入るので、3000円、レンタル料2,362円+3000円で5,362円となる。
80トンのモノを作るとすれば、80トンで35立方メートル入るので525,000円。
そしてレンタル料を含めると62,4634円となる。
もちろんコンクリートの強度や質によって値段が上下するので、上質なコンクリートをつかえば、ゆうに100万を超える。
5000円~100万円まで幅広い製造コストがかかるテトラポットですが海で見かけるのは割と大きなものですよね。
何十万もかかる物体が、ゴロゴロしているとなると、人命を救うための費用ってバカにならないものですね。
当然税金で賄うのでしょうけど。
テトラポットも不思議ですが
こちらのホテルのカードキーを使わず部屋の明かりを付ける方法も
なかなか興味深いものです。
テトラポット製品情報(株式会社不動テトラ)
http://www.fudotetra.co.jp/products/tetrapod.html
ライター:ユカワ
画像:写真AC