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1万人突破!浜松の『はやぶさ展』に行ってまいりました

浜松アクトシティで行われている、はやぶさ展に早速行ってきました。実はリアルタイムでUstreamとニコニコ動画による中継をみていただけに、その感動もひとしお。多くの人々が見守ったあの映像の主役が今ここに居ると思うと、感動的だ。今回はそのはやぶさ展の詳細をお伝えしたい。


あの感動から4カ月。
はやぶさは、宇宙のちりとなり、地上にイトカワのサンプルがおさめられたカプセルを残した。

そのカプセルが今ここに到着した。
早速行ってきました、はやぶさ展。

ディズニーランドかとおもうほどの行列だった。
しかもこれ、整理券待ちで、1時間ほど。
実際はこの後、30分並んでようやく中に入れるという過酷な情況。

なぜここまで人がいるのかと言うと、中日新聞に大きく掲載されたから
だという・・・。

新聞の影響力は未だに絶大。

 

館内撮影禁止だった。
といってもカプセルのみ撮影禁止。

担当者の話によると、立ち止まると前に進めないからということ。
・・・まさに動物園のパンダ状態。

その他、撮影できるものを取材してきましたので
ご覧いただきたい。

原寸大の模型。
こんなに貧弱な船が、小さな小惑星の岩に着地し、60億キロの旅から戻ってきたのかと思おうと、信じがたい。

はやぶさの尻

このお尻のノズルのようなもので、イトカワの岩のサンプルを取るはずでしたがうまくいかず、失敗。しかしイトカワのチリはあったそうで、結果的に成功だ。

はやぶさに使われていたInGaASセンサー
いったい何に使うのか。

メイドイン浜松

なんとこのセンサーは浜松で作られていた。
どうやら、イトカワの土の成分を調べるものらしい。

適当に陳列されているものも・・・

重厚な、ケースに収められているものから、このようにパイプ椅子に
そのまま置かれているものまで、扱いは様々。
こちらの、パイプ椅子のやつは、ターゲティングマーカーといって
イトカワとはやぶさの距離を調べる物の、模型らしい。
形もボールだが、扱いもボールだ…。

7年の孤独な旅を終えたはやぶさは、今度は、多くの人に見てもらえる
展示物となり、相手は機械ではあるが本望であると思いたい。

結局1時間30分並んだのですが、それなりの価値はあると思います。
ただ、なぜここまではやぶさが注目されているのかを、予習しておかないと
単なるケースを眺めるだけのつまらない展示会になってしまう。

そうならない為にも今後行われる「はやぶさ展」に行く予定がある人は
是非予習を行ってから見に行って欲しい。

今後のスケジュールですが
JAXAのHPによると、次は四日市市ということ
詳細は、下記のサイトからご覧ください。1人200円
(カプセルは撮影禁止です)

12月22日(水)~26日(日)四日市市立博物館

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