インドの象、深い井戸に落ちてしまい14時間も閉じ込められた結果

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動物が敵に襲われピンチになっていた場合、我々人間は助けたいという気持ちになり、思わず助けてしまいます。しかしそれは自然界への冒涜となり、逆に本来生き延びるはずだった敵である動物が今度は死んでしまうという事態となります。とはいえ助けたいという気持ちは間違いでは有りません。今回の件のように。

井戸に落ちてしまった25歳の象

さて今回はインドのタミルナードゥ州のダルマプリ地区での問題。どうやら象が、深い井戸に落ちてしまったということです。通常、象はずば抜けた身体能力をもっており、平原であれば卓越したその大きな体で相手を一蹴。

しかし、今回のような狭い井戸の中では大きな象はむしろ無力。そして井戸の深さはなんと16メートル。とても自力では這い上がれない。このまま放置しておけば死んでしまうという一刻も争う事態に。

発見者は、すぐに救助を呼び、100人の群衆が見守る中、象が救助されることに。バナナが投げ込まるなど、とにかく生存を願い、その救助にかかった時間は14時間。

幸い象は無傷。その後森に返されたという。

そもそも井戸を掘ったのは人間。人間の生活を潤すためにが、このような井戸に落ちてしまうということは、人間が助けても問題ない。そういう意図でもあるのかもしれません。

とはいえ、村の住人が皆、空腹でなくてよかったと思える今回の救出劇であります。

Souce:DailyMail