余命宣告された人を最期に行きたい場所に連れて行くビジネスが話題に

人生は、紙飛行機願い乗せて飛んでいくよ。ある意味、推進力は自分ではありますが、結局前に進みはするが、どこに着地するかはわからない。それが人生の醍醐味でもあり、怖さでもあります。明日墜落するかもしれない、突如追い風が吹くのかもしれない。そんな一度しか無い人生、最期を迎える人たちへのサービスが話題です。

余命宣告をされた人を最期に見たい場所に連れて行く

こちらは、余命宣告された患者が最期に見たい場所に患者を連れて行くというサービス。考案したのは元救急隊員である「キース・フェルドボアー」さんで、救急車を購入し、これまで14000人以上の末期がん患者の願いを叶えてきたということです。

患者の行きたい場所は様々でした。「水族館で魚を見たい」「孫を見たい」「大切なペットに会いたい・・・」などなど切実な願いが多く、我々であればすぐ会いに行けるような場所でも、末期がん患者にとってはそれが最高の願いなのです。

例えば、こちらは・・・

大好きな馬に最後の別れを告げたい。というものです。馬もそれを悟ったのか、最後の別れを何とも悲しそうな目で見ているのが印象的です。

そしてこちらは・・・

アムステルダムにある、アムステルダム国立美術館の「レンブラントの絵」を見たいというものです。事前に行う美術館との交渉がポイントです。

その他「雪が見たい」「車を見たい」「ディズニー・オン・アイスを見たい」などなど様々な願いがあるようです。

まるで、願いを一つだけ叶えるというおとぎ話のような素敵なお話ではありますが、患者をストレッチャーで運び、事前に現場との打ち合わせをしておくという重要な任務ですので、トラブルが無いわけでもないはずです。

それでも、彼はこうして続けているということですが彼いわく

「彼らの幸せをみるのはとても嬉しい。健常者であれば普通のことなのかもしれません。しかし彼らにとっては特別なものです」

とやりがいを語っているようです。

もし、皆様が末期がんで余命宣告されたとするのであればどこに行きたいと思うのでしょうか。誰もが行きたいと思う場所があるはずです。

日本ではこちらの芸人の癌のポスターが話題となりましたが

癌というものは、なかなかセンシティブな病気。蓋をしたい気持ちもありますが、そうしているだけでは前には進みません。それを踏まえると、今のうちにVRで行きたい場所に行けるアプリを開発しておくのは将来的に良いのかもしれません。

掲載元
https://www.mirror.co.uk/news/world-news/dying-couple-see-snow-one-21428787

画像掲載元:pixabay