コロナ患者が発生した銀行が襲撃される、コロナより人が怖いと恐怖に陥る事態に

image:写真AC

現在もさまざまな地域でクラスターの発生が見られ、コロナウイルスの終息は叶わない深刻な状況が依然として続いています。せっかくの4連休もあまりアクティブに過ごせていない人が多いのではないでしょうか。また、そうした行動を制限されることのストレスもあってか、各地域でコロナ患者やその関連施設への差別的行為が問題となっています。23日、長野県の銀行でそれに関連する恐るべき事件が発生し、話題になっています。

長野銀行支店の窓ガラス割られる

今回問題となっている事件が起きたのは、長野県にある、長野銀行小諸支店です。こちらの銀行では、20日にコロナウイルスの感染を発表、その後消毒を行い22日から営業再開したとのことですが、23日の午前1時ごろに同行の窓ガラスが割られるという事件が発生したのです。

現場付近ではコンクリート片も見つかっているとのことで、器物破損で捜査が進められているとのことです。

営業再開後、関連する電話が50件以上

銀行内で職員のコロナ感染があったことを20日には公表し、22日の営業再開後から50件を超える電話での問い合わせがあったとのことです。多くは銀行への励ましであったとのことですが、中には支店への批判的内容もあったとのことで、恐ろしいことです。

ただ、激励の電話も多くあったとのことですので、大半の利用者は善良な人たちとポジティブな捉え方もできなくはありません。

コロナより人の方が恐ろしいと震えるネットユーザーの声

本件に関してまだ捜査中の段階ではありますが、既にさまざまな批判や恐れの声がネット上によせられています。

この件について長野県御代田町長も人の行動はコロナウイルスよりも怖いと胸を痛めるツイートを投稿しています。町長を務めている長野県内での出来事ということで思うところもあるのでしょう。

コロナより人の方が怖いという投稿が多数確認できますが、併せて日本の村社会制度による閉鎖的な部分に起因する問題があると指摘する投稿が、多く見られるのも印象的です。

自粛警察やマスク警察の問題行為が度々話題になりますが、徐々にその内容も過激になってきているように感じられ、健康被害と同じくらいに深刻な課題に映ってしまいます。