現在もさまざまな地域でクラスターの発生が見られ、コロナウイルスの終息は叶わない深刻な状況が依然として続いています。せっかくの4連休もあまりアクティブに過ごせていない人が多いのではないでしょうか。また、そうした行動を制限されることのストレスもあってか、各地域でコロナ患者やその関連施設への差別的行為が問題となっています。23日、長野県の銀行でそれに関連する恐るべき事件が発生し、話題になっています。
長野銀行支店の窓ガラス割られる
職員感染の長野銀行支店、窓ガラス割られる 批判電話も #新型肺炎 #新型コロナウイルス https://t.co/D8yxOR2Gtt
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) July 24, 2020
今回問題となっている事件が起きたのは、長野県にある、長野銀行小諸支店です。こちらの銀行では、20日にコロナウイルスの感染を発表、その後消毒を行い22日から営業再開したとのことですが、23日の午前1時ごろに同行の窓ガラスが割られるという事件が発生したのです。
現場付近ではコンクリート片も見つかっているとのことで、器物破損で捜査が進められているとのことです。
営業再開後、関連する電話が50件以上
【新型コロナウイルス情報】
長野県は21日、新たに2人の感染を発表。県内86人に。(うち77人はすでに退院)◆80代男性/東京都在住
20日に上田市内で転倒し救急搬送された。微熱があり、検査の結果、陽性が判明。
◆20代男性会社員/佐久穂町在住
20日に陽性が判明。長野銀行は小諸支店の職員と発表。— テレビ信州 (@tv_shinshu) July 21, 2020
銀行内で職員のコロナ感染があったことを20日には公表し、22日の営業再開後から50件を超える電話での問い合わせがあったとのことです。多くは銀行への励ましであったとのことですが、中には支店への批判的内容もあったとのことで、恐ろしいことです。
ただ、激励の電話も多くあったとのことですので、大半の利用者は善良な人たちとポジティブな捉え方もできなくはありません。
コロナより人の方が恐ろしいと震えるネットユーザーの声
本件に関してまだ捜査中の段階ではありますが、既にさまざまな批判や恐れの声がネット上によせられています。
人の心を失った行動は、コロナよりも怖いと言ったら言い過ぎでしょうか。冷静にお願いします。 https://t.co/r6UJ3Kjmv4
— 小園ひろし(長野県御代田町長) (@miyotamayor) July 24, 2020
この件について長野県御代田町長も人の行動はコロナウイルスよりも怖いと胸を痛めるツイートを投稿しています。町長を務めている長野県内での出来事ということで思うところもあるのでしょう。
日本は村社会なので"感染=村外から"という図式が成り立ち感染者は村八分にされます。これが地方民の"自分達さえ感染しなければそれでいい"という考えの原点です。各知事も同じ考え方なので各県が村単位になってます。なので感染防げないし経済回せないので国頼みになりますhttps://t.co/F0nNC2vrsZ
— ごもくそば °ʚ♡ɞ° (@YfLkoSiOdcTWKwD) July 24, 2020
コロナより人の方が怖いという投稿が多数確認できますが、併せて日本の村社会制度による閉鎖的な部分に起因する問題があると指摘する投稿が、多く見られるのも印象的です。
自粛警察やマスク警察の問題行為が度々話題になりますが、徐々にその内容も過激になってきているように感じられ、健康被害と同じくらいに深刻な課題に映ってしまいます。