新型コロナ感染拡大を基にマスクが買えない状況はまだまだ続いており、マスクをつけてない外出は悪者扱いされてしまうこともあります。そんな中に会議にマスクを着けずに参加したことで懲戒処分が下された事例が話題となり、賛否両論となっています。
大阪嘱託職員マスク着けずに会議参加で懲戒処分
読売新聞によるとマスクを着けずに会議に参加した嘱託職員を、学校法人木村学園が懲戒処分とした。後日男性は顛末書にて事態を説明するも、同校は書類の受け取りを拒否しました。これを不服とした同校労働組合は同法人宛に抗議文を提出予定となっており、事態の顛末はどこに落ち着くのかとSNSで話題となっています。
事件は大阪電子専門学校で起こりました。新型コロナによる感染対策として国から非常事態宣言が発表されている最中、会議にマスクをせずに参加した嘱託職員の男性(60)を出勤停止の懲戒処分としていたことが報じられました。
マスクが買えなかった
男性は「マスクが買えなかった」と学校法人木村学園に顛末書を提出しようとするも、同法人は「感染源になったらどうするんだ」などとし書類を受け取らなかった。
これを受けて同校職員らによる労働組合は「行き過ぎた処分」として28日法人に団体交渉を申し入れ、来月には抗議文を提出する方針となっています。
今後の顛末はどうなっていくのかとSNSで話題に
SNS上ではこの事態を受けて、今後の顛末がどうなるのかと注目を集めています。中には新型コロナ感染拡大のこの時期に会議をすることに対して疑問の声が上がっています。
その一方では、マスクを入手する手段や考え方に対して警鐘をならす意見も見られています。インターネットやSNS上では様々なマスクのつくり方や、適切なマスクの使い方などの情報がたくさん出回っています。
そういった情報を調べる事もせずに、会議に参加することに対する厳しい意見も多数存在します。
マスクを用意できない個人が悪いのか、このご時世に会議を行おうという学校側が悪いのか。はたまたマスクを全職員に用意しない法人が悪いのか、マスクが買えない時に工夫をできない個人が悪いのか。
こんな禅問答のような事件はどんな顛末を迎えるのか、今後の展開が待たれます。詐欺事件やマスクの買い溜めによって、大多数の人にマスクが均等に行きわたらない時世でもあります。
少なくとも人類は今、未曽有の感染パンデミックを経験しています。そんな折に手を取り合って助け合う優しい社会であることを願っていますし、誰か一人が槍玉に挙げられて辛い想いをする処分が下されない事を願っています。
画像提供元:ぱくたそ