長文といえば学生の頃から社会人になってからも、目にすると気が重くなってしまうものの一つではないでしょうか。好き嫌いはあるかもしれませんが、やはり長い文章を読むのは億劫に感じる人が多いように思えます。現在ネット上ではなんと5行以上の長文を読める日本人は5割程度しかいないと感じる、という説が投稿され、大きな関心と注目を集めています。
5割くらいの日本人は5行以上の長文を読まない説が話題に
現在、話題になっているのは大学講師の経験を持つユーザーのこの投稿です。
成人式には行かないでhttps://t.co/LDSRNWVtuN
問題はこの長い文章を読めない子をどう拾うかよな。塾講師や(あまり学生のテスト的な学力が高くない大学の)大学講師やればわかるけど、日本人の5割くらいは5行以上の長文読んで意味を取ることができぬぞ…— 安田峰俊:パンダハガー市長 (@YSD0118) January 10, 2021
あくまで、ユーザーの経験則によるものではありますが「日本人の5割くらいは5行以上の長文読んで意味を汲み取ることができない」と投稿しています。これは実際に多くの生徒の指導にあたる経験を持つ人だからこそ、感じられるものなのかもしれません。
それにしても5割ほどとは、相当な数に感じられますね。
「言われてみれば」と感じる人も続々
この投稿、ネット上では「言われてみれば」と感じる人も非常に多い様子。多くの人が、長文の拒絶反応に関する経験があるようです。
言われてみれば、これも 5行以上だ……
RST(リーディング・スキル・テスト、読解力テスト)の例題で、正解率は中学生で 38%、高校生で 65%。 https://t.co/nJkcXYABkW pic.twitter.com/dySkYI6zRD— 若林泰志 (@wakan3) January 11, 2021
あるリーディングテストを想起する人も。上記の問題は冷静に読めばそれほど難しい問題ではありませんが、正答率が中学生で38%、高校生で65%とのことで決して高くはありません。この問題も5行以上の文章で構成されていることから、今回の説と関連性があるのでは、ということでしょう。
これ、業務用ドキュメント作成するときもかなり気を遣うところ。
自分自身は長文が全く平気なので、自分なりに「レベルを落とした」つもりでもまだまだ・・・ってことがかなり多く。 https://t.co/G55FKrjgTA
— おたけ (@chihaya_black) January 11, 2021
業務で文書を作成する人は、”いかに読んでもらうか”を意識して作らなければなりません。業務マニュアルや資料等の作成では、相手側の目線に立つ必要がありますから、苦労した経験を持つ人は少なくないでしょう。
また一方では「そもそも興味のない内容の文章なら5行も読まないですよ」とった意見も。それは確かにそうかも。
Twitter流行の理由かも
そして興味深い意見がもう一つ。
「近頃の若い者はTwitterの影響で短文しか理解できなくなっている」説を唱える人もいるみたいだけど,むかしから短文しか理解できない層が社会の中で一定の厚みを占めていて,その層の存在がTwitterの普及で明確になった,なんじゃないかって疑っているんだ.
— 野島 高彦【化学】引用RT見てません (@TakahikoNojima) November 10, 2018
それは、この記事でも使わせて頂いているSNS、Twitterが浸透した理由の一つなのではというものです。
今更ですがTwitterの文字数は140文字以内と短文の投稿が主となります。見たい投稿、興味のある投稿を短時間に、サクッと確認できる手軽さはが絶大な支持を得ている理由の一つというのは確かにありそうです。投稿される内容の多くは要点をまとめられているのも特徴です。
つまり広告打つなら極力文字は減らそうってこと。あとは文書は書き出しが大事ってことかね。 https://t.co/MyoF9u3Ggz
— ふろっくん (@404345c14b07484) January 11, 2021
他の興味深い考察としては”長文は嫌がられる”=”広告では端的にまとめること、文章では書き始めが重要”というものです。それも確かにとうなずいてしまう考えです。
魅力的なコピーって短文でも意識に残りますし、読みやすい文章は書き始めが魅力的という特徴を持つことは少なくないので、自らも心がけたいところです。
文章といえば、ある文章が反感を買ったことも話題になりました。