復刻版デンマークロール食べてみたら、想像と全然違った

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皆さんは菓子パンの『復刻版デンマークロール』をご存じでしょうか。実は筆者、今回手に取り、初めて復刻版デンマークロールの存在を知りました。近所のスーパーに置いてあったで、気になって購入。食べてみたところ、知っている菓子パンとは違い概念が覆る!菓子パンとはいいがたいけれど、昭和な感じがしてなんだか懐かしい味わいでした。

タカキベーカリー『復刻版デンマークロール』初めて食べてみた!

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タカキベーカリーの『復刻版デンマークロール』。

復刻版というからには、以前も販売されていたのかな?と思いググってみることに。

タカキベーカリーのHPには、デンマークロールの誕生秘話がかかれていました。

1959年、タカキベーカリーの創業者高木俊介がはじめてデンマークのコペンハーゲンに立ち寄った際、宿泊したホテル・ヨーロッパの朝食で食べたデニッシュペストリーのおいしさとデンマークの人たちのやさしさに感動し、この味を日本で再現したいと電報を送り、パン職人たちにそのおいしさを伝えました。

引用:タカキベーカリー

その後、パン職人は現物を見ないままデンマークロールの再現を試みたというのです。

いや、情報だけ社長から聞いて作り出すとか、タカキベーカリーのパン職人さんって、どれだけ優秀なんだよ!と思いながら読み進めていきます。

しかし、できあがったのは社長が食べたデニッシュペストリーとは全く違うものができあがってしまい、それがデンマークロールとなったというのです。

そりゃあ実物を見たこともなく食べたこともないパン職人さんが、完全再現させるとか無理でしょ!って思いますよね。

一度は生産が中止されましたが、2007年に復刻版としてデンマークロールが販売されたという経緯があるようです。

そんな社長の経験とパン職人さんの努力の結晶が詰まった復刻版デンマークロール、早速いただきたいと思います!

え!?これってパンなの!?初めての味わいで美味しい!

パンというと、ふわふわで柔らかいというイメージがありますが、この復刻版デンマークロールはなんか違う!

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柔らかいどころか、どちらかというと固め。

手に持った瞬間、ずっしり重いんです。

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半分に切ってみると、みっちりしていてパンというよりもスコーンに近い印象。食べてみると、サクッとした食感に甘いメレンゲが凄く美味しい!

袋を開けた瞬間から香る、バターの香りも最高です。

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昭和レトロな感じの味わいで、大正ロマンを感じてしまうほど。素朴なのに、また食べたい味わいですね。

復刻版デンマークロールを初めて食べてみましたが、菓子パンというよりはスコーンに近いのかな?と感じました。

それにしても、タカキベーカリーの創業者が食べたデニッシュペストリーがどのようなものだったのか、気になりますね。

静岡県浜松市が誇る、三立製菓株式会社のかにぱんも、固めのパンが素朴な味わいで美味しいですよ。

source:復刻版デンマークロール