10人中6人は間違える?(15-15÷3)×2-10の答えが意外に難い!

「(15-15÷3)×2-10=」と書かれたこの式は、桁数が大きい数字を使っているわけではないので、簡単に答えを出すことができそうに思えます。ところが実際に答えを出してもらうと、10人中6人は正しい答えを出すことができません。答えとしては、「10」や「-10」という数字が出てくる場合が多いのですが、あなたは正しい答えを出すことができるでしょうか。

あなたが正解だと思う数字は、「10」でしょうか、「-10」でしょうか。それとも、全く別の数字でしょうか。

数式の計算の場合正解はひとつですが、計算方法や計算の順序を間違えてしまうと全く別の数字が答えとして現れてしまいます。あなたが出した答えは、下に書かれている、「A 10」と「B -10」のどちらになりましたか。あなたが出した答えを頭の中においておいてください。あなたが出した答えが、AでもBでもない場合は、その答えを頭の中においておいてください。

実際に計算をしてみましょう。

足し算、引き算、掛け算、割り算をまとめて四則といいます。四則が混ざっている式の計算はルールに従って進めていくと正しい答えを出すことができます。四則が混ざっている式の中に掛け算や割り算がある場合には、その部分から計算を始めます。もしも括弧が付いているのであれば、かっこの中を最初に計算します。

この数式には括弧がついています。先ず、この部分を計算します。

括弧はまだ残っています。

次は、残っている括弧の中の計算をします。

括弧はなくなりました。

数式の中に残っている計算は、掛け算と引き算です。掛け算を先に計算します。

掛け算を計算すると、「20-10」となります。これを計算すると正解が出ます。

答えです。

正解は、Aつまり「10」でした。

四則が混ざっている式の計算方法は小学校で習います。確かに習ったはずなのですが、大人になるにつれて、その方法を忘れてしまう人もいるようです。

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