思わず唸ってしまう「神業」が光る美しいシュガークラフト作品。砂糖などで出来た粘土でケーキを繊細で見事な技で装飾しています。その作品は華やかさもあり、圧倒的な存在感でずっと眺めていたくなるクオリティの高さです。この作品を作られたのはSUCRETIER@長谷川健太さん(@kenta_sucretier)。Twitterにシュガークラフト作品を次々とご投稿され、話題を集めています。今回は長谷川さんに、作品についてお話を伺いました。
砂糖の呼吸を見事に使いこなす妙技
砂糖の呼吸が使えるようになると、このような妙技が使えるようになります( ⌯᷄௰⌯᷅ ) pic.twitter.com/1kEorvjjj9
— 𝐒𝐔𝐂𝐑𝐄𝐓𝐈𝐄𝐑@長谷川健太 (@kenta_sucretier) February 18, 2022
まるで、砂糖の呼吸を操る柱級の技が炸裂しているケーキですね。全集中しなければ出来ない作品でしょう。「すごい」としか言いようがないツイートです。
ツイートのリプ欄には、ハイクオリティ過ぎるシュガークラフトに魅了される人が続出し、話題を集めています。
・凄いとかじゃなくて次元が違うくらいに綺麗なケーキ!食べたいけど勿体なさすぎて食べれない。
・「甘味柱」とお呼びして良いでしょうか?
・砂糖の呼吸、壱ノ型、糖質過多。
・見る者を喜ばせたり感動させる素晴らしき柱。
・ただし習得は甘くない。
・砂糖柱が爆誕!食べたいなー。
・輪郭も素敵ですが、カラーリングに癒しを感じます。
・すごいですね!ご職業は3Dプリンターの中の人ですか?
制作者さんインタビュー
Twitterの投稿者であり、制作者のSUCRETIER@長谷川健太さん(@kenta_sucretier)に話を伺いました。
■長谷川さんのプロフィールを教えてください。
砂糖を愛し砂糖を愛でる砂糖の人です。砂糖細工を始めて6年になります。
■ツイートの砂糖の呼吸の作品。とても素晴らしい作品ですが、制作時間やこだわられた点など教えてください。また、完成された時のお気持ちは?
製作時間は3か月ほどかかりました。やはり同じものを同じ感覚で同じサイズ感で、フリーハンドで書き続ける集中力と忍耐力が大変でしたね。
■作品はどのように作られているのでしょうか?材料は一般的なケーキと同じようなものになりますか?
作り方は基本はそのような感じです。ただこの作品に関しては、色味とケーキの段の形だけ頭にボヤっと置いといて、ほぼ即興で作っておりました!
こちらの装飾は、シュガークラフトというジャンルになります。シュガークラフトはイギリスが発祥だと言われています。粉砂糖と卵白などで作られたシュガーペーストを使って、花などを造ったり、アイシングを使って細やかな絞りをして、華やかな装飾をしています。
■ご投稿に対していいねやリツイートされるなど、とても反響が大きいですが、今はどんな心境ですか?
正直こんなにバズるとは思ってなかったので、驚いているとしか表現しようがないです(笑)
多くの方に作品を見てもらい、知ってもらえて嬉しいです。
これをきっかけに少しでも、お砂糖の世界が広がればいいなと思っております!多くのコメントもありがとうございます。
■今後作ってみたいものや、夢などございましたら教えてください。
やはり、夢はこういったものの存在がまだまだ知られていないので、そういった市場もないなかで、砂糖細工の市場を生み出して、これらで食べていけるような世の中にしたいです。
長谷川さん、シュガークラフトの奥深い世界に触れられる素敵なお話をありがとうございました。
息を呑む美しさのシュガークラフトの次回作を心待ちにしております。
シュガークラフトにも魅了されましたが、水晶に映ったかのようなリアルな風景画も素晴らしいですよ。
Source:SUCRETIER@長谷川健太(@kenta_sucretier)