東京都、飲食店の酒類提供禁止か、横暴過ぎると批判殺到の事態に

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東京都では再度の緊急事態宣言が行われる見通しとなっており、大きな注目を集めています。現状、コロナウイルスの拡大が止まらない状況ですから、やむを得ないものではありますが内心「またか」とうんざりする人の意見も見られます。そのように、賛否両論ある緊急事態宣言ですが更に東京都では酒類の全面提供禁止を検討していることが明らかになり、ネット上で波紋が広がっているようです。

東京都、酒類提供禁止を検討

話題になっているのはこちらの報道です。

新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が出された場合、東京都が、飲食店での酒類の提供を終日禁止する方向で調整していることが都関係者への取材でわかった。

引用:朝日新聞

非常事態宣言が予定通り出された場合、飲食店での酒類提供を就実禁止する方向で調整していることが明らかになったとのことです。

宣言の期間に関しては4月25日〜26日頃から5月11日〜16日頃までを検討しているとのことで、GWへの影響も大きくなりそうです。

これらはまだ調整中とのことですが、もし実行されることとなれば様々な方向へ影響を与えることとなるでしょう。

疑問や批判の声続々

SNS上ではこの酒類全面禁止に対して様々な反応が寄せられています。

多く見られた反応は「酒類提供の全面禁止が果たしてコロナウイルスの感染拡大防止に役立つのか」といった疑問の声です。「飲もうと思えばコンビニで買って飲めるし。関連する業種が大きなダメージを受けるだけでは」「飲食店側に酒類提供禁止したから感染を抑えられる訳ではないでしょ」といった投稿が見られます。

また、「店で飲めないなら別の場所で酒盛りをするケースが増えるだけ」「アルコールの提供で感染が拡大しているわけではないだろ。先に昼カラをどうにかしろよ」といった疑問の声も非常に多く寄せられています。

また、別の観点では関連する業種への経済的なダメージを懸念する声も少なくありません。ネット上では「観光業や飲食店だけではなく酒造業も苦しめられるな」「おつまみだけのバーなんて営業できるわけがない」「これ、関連する仕事の人間キレるだろ」といった心配や怒りの声が殺到しています。

確かに感染拡大を防止するためにできる限りの予防に努めるべきではあるのですが、現在の対応は納得を得られるものではないようです。

ただでさえ賛否両論ある緊急事態宣言、少しでも国民が満足できる施策を検討してほしいものです。

source:朝日新聞