鳥肌モノの美しすぎる流星の写真が話題、撮影者に話を聞いた

image:Hiroaki Sekioka | 関岡 大晃(@hirography_321)

夜空を見上げるとキラキラと瞬く星を目にし、元気をもらえたり癒されたことはありませんか。そんな星ですが、Twitterにて関岡大晃さん(@hirography_321)が「とんでもない流星が撮れたので見てほしい」という一言と共に投稿された、一度目にしたら忘れられないほど、幻想的で美しい流星の写真が話題をさらっています。今回は撮影時の秘話などをお伺いしました。

話題のツイート

光を放つ流星の圧倒的存在感、迫力のある写真ですね。とても素敵な写真で心奪われてしまいました。

ツイートのリプ欄には「これはガチですかっ?!」「夜空切り裂いて朝がきそう、すごい!」「素晴らしい流星で綺麗で見とれてしまいます」「色々と願いが叶いそうな輝きですね、観せて貰いありがとうございます」「完全に銀河鉄道の夜のワンシーンですね、素晴らしい」などの声が並び、神がかり的な流星の写真が大反響を呼んでいます。

撮影者にインタビュー

image:Hiroaki Sekioka | 関岡 大晃(@hirography_321)

Twitterの投稿者であり、撮影者の関岡大晃さん(@hirography_321)(※以下、関岡さん)にお話を伺いました。

■プロフィールを教えてください。

プロを目指して活動しているアマチュア星景カメラマン。KAGAYAさんのような星景写真家を目指してます。大阪府在住で近畿の星空をメインに撮影。平日は働きながらですが、晴れたら翌日仕事があろうとも撮影に行ってます。徹夜は日常、エナジードリンクは親友です(笑)写真歴は6年。写真撮影を始めたきっかけはバイクで日本一周を行ったことです。

■流星の写真ですが、圧巻の迫力で気持ちがワクワクするような写真ですね。日本で撮影されたのでしょうか。

こちらは、奈良県大台ケ原にある「正木峠」という場所で撮影しました。撮影後、正直こんな写りをしてたのかと目を疑いました。

 

それと同時にとんでもないモノを撮ってしまったという興奮で、風速18km/hの強風吹き荒れる0度以下の場所だったけど、身体がホテって仕方なかったことを覚えています。

 

ただこれを撮影した後に、風にカメラを三脚こと倒されて故障。修理代20万円の大惨事になり一気に血の気が引きました(笑)

奇跡的なタイミングで、条件がそろった上でのこの素晴らしい流星の写真だったのですね。

■カメラの機種や写真の撮り方のポイントなど、教えていただけますか?

カメラはNikonのd810A、レンズはNikkor14-24mmf2.8G、ソフトフィルターlee no1を使用して撮りました。
流星を撮るコツは流星群のタイミングにとにかく撮影に行くことです。

 

正直、流星って毎日のように見れますが、カメラに写るような大きなモノは流星群のタイミング以外ではほとんど撮れないですね。そのため、翌日仕事があっても撮影に行き、何枚も撮影する。

 

僕は流星群のタイミングだとカメラ3台で一晩で合計3000〜5000枚近く撮影します。そのうち1枚でもスゴイのが写っていれば勝ちですので。ただ身体だけは壊さないようにしないといけないですね(笑)

image:Hiroaki Sekioka | 関岡 大晃(@hirography_321)

■奈良から見える富士山の写真も美しいですね、こちらは夕暮れ時ですか?

これは明け方になります。流星(火球)の写真と同じ、大台ケ原で撮影しました。年に数回しか見れないので幻の富士山と呼ばれてるみたいです。大台ケ原は毎年12〜3月まで閉山しているので、そのせいもあるかもしれませんね。

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■ご投稿に対していいねやリツイートされるなど、とても反響が大きいですが、今はどんなお気持ちですか?

とても気持ちいいです(笑)Twitterをはじめたのは今年の6月くらいなのですが、7月くらいからずっと伸びて評価されて、とても嬉しいですね。6月まではInstagramだけを更新していましたが、そちらは相性が悪かったようで全く伸びませんでした。

 

僕の写真なんてしょぼいんだなぁ〜って思っていましたので、そのギャップでとても嬉しいです。Twitterで伸びてはじめて「自分がやってきたことって案外すごいことなのかも?」という気持ちになれました(笑)

image:Hiroaki Sekioka | 関岡 大晃(@hirography_321)

■今後どのような写真を撮られたいですか?

今後も変わらず星の写真を撮っていきたいです。夢は星景カメラマンなので、プロになって世界中の星景を撮っていきたいなと思っています。世界にはこんな絶景があるんだ!ということをお伝えしたり、写真で感動を与えれるようなカメラマンになりたいなと思います。

関岡さんお忙しい中、たくさんのお話をしていただきありがとうございました。大量に撮影された中の、奇跡の一枚は、関岡さんのいい写真を撮影したいという熱意と情熱の賜物だったのですね。

今後も、関岡さんのTwitterで(@hirography_321)壮麗な星景の写真をチェックしてくださいね。次回のツイートも楽しみにしています。

Source:Hiroaki Sekioka | 関岡 大晃(@hirography_321