イーロン・マスク、2022年に「海洋宇宙港」からSpaceXの火星行き宇宙船計画を明らかに

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イーロン・マスクは5月31日にツイートを通じて、SpaceXの火星行きの宇宙船の計画を明らかにしました。また6月3日にはSpaceXのロケット「Falcon 9」がフロリダから打ち上げられました。打ち上げは、嵐にも関わらず正確に行われ、火星行きが現実味を帯びてきました。かねてから「火星への飛行を実現したい」と語っていたマスク氏の野望はついに来年実現するのでしょうか?

ロケットにはダンゴイカやクマムシが!

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今回打ち上げられた「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットに乗っていたのはなんとダンゴイカやクマムシ。ダンゴイカはツツイカ類に属するものの系統的にはコウイカ類に近い丸い体のイカで、連合学習という高度な行動や遺伝的な個性、適応度の特性も報告されています。研究室で飼育しやすいことから行動研究のモデル生物として利用されます。

今回の実験ではバクテリアと宿主生物の相互作用に対する無重力の影響の研究に役立つそう。ISSに到着後、何匹かを12時間バクテリアにさらし、残りはそのままにするのだとか。研究は地球に戻ってから行われる予定だそうです。ロケットには、綿花、携帯用超音波診断装置、小型人工腎臓なども搭載。

実験では、それらが宇宙旅行によってどのように影響を受けるかを研究し、人間と私たちの体内に生息する細菌との共生関係への悪影響を軽減する方法を見出したり、宇宙旅行が人間に与える影響を理解し、微小重力の悪影響に対する対策を考え出すのに役立つとされています。

イーロン・マスク、来年の火星行きに向けて海洋宇宙港Deimosを建設

イーロン・マスクは2022年のSpaceXの火星行きの宇宙船の計画について5月31日にツイートしました。宇宙愛好家によると、Deimosという名前の海洋宇宙港は来年の打ち上げのためにすでに建設中です。Muskのツイートは、今後の宇宙港のレンダリング画像を投稿したファンへの返信でした。

ファンが投稿した画像は、立っている宇宙船が上昇した海の真ん中にあるオフショアプラットフォームと、打ち上げの準備をしている施設を示しています。

結論:SpaceXの宇宙船は来年火星へ

マスク氏のロケット計画はしばしば遅れることが多く、一部のウォッチャーの間では「イーロン時間」と揶揄されることもあったほど。しかし、最近のマスク氏の計画はほぼ予定通りで狂いがないことから、技術の精度が着実に上がっていることがうかがえます。

有言実行のマスク氏の発言が計画通りに実行される確率は高く、そうなると来年にSpaceXの宇宙船は火星へ行き、4年後には人類史上初の有人火星旅行が実現するでしょう。また、火星といえばかつて歌丸氏そっくりの巨石が発見されたことも…火星でついに「歌丸」さんそっくりな顔の像が発見される 来年さらなる発見があることを期待します。

Source: republicworld.com