現役ボーカリストも実践している、カラオケですぐに喉が枯れないための工夫とは

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よく「カラオケを楽しみたいのに、2,3曲歌うと喉がガラガラに枯れてしまう。何とかしたい。」というお悩みを聞くことがあります。たしかに、せっかくノリノリでお友達と歌いに行ったのに少し歌っただけで喉が枯れてしまったら、その後は中々テンションを保つのが難しくなってしまいますよね。というわけで、喉を枯らさないで歌う方法をお伝えしていこうと思います。

そもそも喉が枯れる理由は

歌っていてすぐに喉が枯れてしまう原因は大きく二つあります。まず一つ目は「息の吐きすぎ」。ガムシャラにがなって大声を出したりするとこんな発声法になります。そして、発声時に声帯がしっかり震えていない事です。とはいえ、そんなこと言われても声帯の閉じ方などわからんわという方のために、簡単なトレーニング法をお伝えします。

発声法の練習:リップロール

口を閉じた状態で息を吐きだし、唇を震わせる練習です。息を吐く量としては「口笛を吹くとき」くらいのイメージで。リップロールが出来ると、声帯が震えて声が出ている(=唇が震える)状態が意識しやすくなるはずです。

前回の記事で「腹式呼吸をする場合は鼻から大きくゆっくり息を吸うとわかりやすい」と書きましたが、実際に歌っているときはゆっくり息が吸える場面って少ないですよね。なので、実際に歌う時は素早く息を吸ってあげる事が重要になります。

つまり、「素早く吸って、勢いよく吐こうとせずに、上手く声帯を震わせる」という事が重要になります。

番外編:喉が枯れやすいくなるドリンク、枯れにくくなるドリンク

喉が枯れやすくなってしまうドリンクは、ウーロン茶や紅茶等の「油を落とす飲料」と言われております。そして喉に優しいドリンクはというと、暖かい飲み物です。どうしても喉が枯れてしまうという人は、暖かい飲み物を飲みながら、リラックスして歌ってみてはいかがでしょうか。ちなみに筆者は大体アルコールを摂取します。一番よくないです。

とはいえ、気にせず楽しむことも大事

しかしながら、カラオケというものは基本的に「楽しむ場所」です。個人的にはあまり深く考えすぎずに楽しむことが一番重要だと思います。実際に気にしすぎると喉のコンディションが良くならないという事もありますので、出来るだけ楽しむことが一番重要です。

前回は単純に上手く声を出す方法を紹介しました。次回もまた歌うために重要な、そして簡単に実践できる歌い方のコツを紹介していきたいと思います。

画像掲載元:秒刊サンデー