あなたの図形認識力の高さがわかるかもしれない問題!隠れている上側の面に描かれているマークを答えよ!

上の図は1つの立方体をいろいろな方向から見たものですが上側の面は見えていません。立方体の各面には異なるマークがひとつずつ描かれていますが、底面にあたる部分のマークは見えないようにしています。A、B、C、D、Eのような方向から見た場合、上側に描かれているマークを答えて下さい。5分以内にすべてのマークを答えることができたら、あなたの図形認識力はかなり高いといえるかもしれません。

立方体について確認をしましょう。

立方体は6個の正方形で囲まれた空間図形です。6個の正方形には、紫色の正三角形、正方形、円、黄色の正三角形、正方形、円という6個のマークがひとつずつ描かれています。

立方体の展開図を使って、どの面にどのマークが描かれているのかを考えていくとわかりやすいかもしれません。立方体の展開図は1通りではありませんが、今回はこの展開図で考えていきましょう。

図Dを見ると...。

図Dから、黄色の正三角形と黄色の正方形の位置関係がわかります。正三角形の頂点と正方形の1辺が向かい合っています。

図Aでは紫色の正方形と黄色の正三角形が並んでいます。黄色の正三角形の頂点は黄色の正方形の1辺と向かい合っているのですから、図Aの底面は黄色の正方形だということがわかります。このことから、紫色の正方形、黄色正三角形、黄色の正方形が展開図の中で下のように並んでいると考えられます。

図Bを見ると...。

図Bでは紫色の正三角形と黄色の正方形が並んでいます。この並び方を展開図の中に表示すると下の図のようになります。

残りの部分については、図Cと図Eを見るとわかります。

図Cと図Eを見ると...。

図Cでは黄色の円と紫色の正方形が並んでいます、図Eでは紫色の正三角形と紫色の円が並んでいます。このことを利用するとそれぞれの面にマークが描かれた展開図が出来上がります。

そして、この展開図を利用すると、A、B、C、D、Eの上側に描かれているマークが何であるかがわかります。

答えです。

図Aの上側には紫色の円、図Bの上側には黄色の円、図Cの上側には紫色の円、図Dの上側には紫色の正三角形、図Eの上側には黄色の正三角形が描かれていることがわかります。

図Dと図Eに示した答えは、正三角形のマークが描かれていることを示しているだけで、マークの向きを示しているわけではありません。

この問題の答えの出し方は、人によって様々でしょう。展開図などを考えなくても最初に見せられた図だけで簡単に答えを出すことができる人もいるでしょう。そういう人は日頃から図形に親しんでいて、頭の中でその図形を簡単に認識できる人なのかもしれません。

正方形の折り紙を5回、三角形に折りたたんで、切って開くとどんな図形になる? も図形認識力がある人は簡単に解くことができるのかもしれません。

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