大阪開催の「RUSH BALL2020」、衝撃のコロナ対策が話題に、それは・・・

image:写真AC

本年はコロナの影響により、さまざまなイベントが中止となっています。そのため各地のお祭りや花火大会もほとんどない状態となり、少し寂しい夏となってしまったのは否めません。音楽イベント、野外フェスも多く中止や延期といった措置がされていますが、大阪開催の「RUSH BALL2020」が驚異のコロナ対策の上でフェスを実施し、話題になっています。

「RUSH BALL2020」が開演

関西で親しまれている音楽フェス「RUSH BALL」が大阪にて実施されました。

時世を考えると中止や延期になる恐れも十分あったはず。しかし、「RUSH BALL2020」は徹底的なコロナ対策を行い、開演したのです。

これには「フェスのない夏なんてと思っていたから実施してくれてうれしい」「この光景を目に焼き付けておきます」「写真みるだけで泣きそう」など感激のコメントが寄せられています。

ソーシャルディスタンスへの工夫が徹底される

今回のRUSH BALL2020開催の工夫としては、徹底したソーシャルディスタンスが挙げられるでしょう。

この盛大な仕切りだけでもかなりインパクトがありますよね。昨年までであれば想像もできない野外フェスの会場ではないでしょうか。これももちろんソーシャルディスタンスの為です。

また、公式サイトのガイドラインを見ても

会場内は、前方スタンディングエリアと後方シートエリアがございます。
前方スタンディグエリア:シート/座り込み禁止・1 名ずつの区切り内での観覧となります。
後方シートエリア:密を避ける適度な距離(2m 目安)を保ってシートを広げてご利用ください

などソーシャルディスタンスに関する規定も明記されています。

また

新型コロナウィルス感染拡大防止に伴う国のイベント実施における人数制限に従い1日の入場者数を5000人までとします。(今年度の泉大津フェニックスの最大キャパシティ:30000人)

引用:RUSH BALL2020

入場者数も最大キャパの6分の1ということで人数面も大きく制限しての実施となっています。

他にもガイドライン内には細かくコロナ防止のための規定が厳密に定められています。今野外フェスを安全に行うためにはそれほどの努力が必要となるということでしょう。

気になる会場の様子は

そんな気になる会場の様子はどのようなものだったのでしょうか。

実際の参加者の写真を見ても野外フェスと思えないくらいに密は避けることができているように見えます。

その分、参加者側には多少の窮屈さもあったようですが、「ぎゅうぎゅうで気分が悪くならないからむしろ快適かも」「参加者やアーティストの安全のためと思うと仕方がない」とポジティブな反応も多く見られます。

「新しいフェスの形」と絶賛される一方で

今回のRUSH BALL2020の実施した工夫はSNS上で絶賛されており、「これからのフェスの新しい形になる」「こうした形式ならば今後も野外フェスは実施していけるのでは」「運営はきっと赤字だよ。それだけ本気度を感じる」といったコメントが寄せられています。

またその一方で、この独特のスタイルが「田植えの稲のようだ」との声も。ただそれもネガティブな表現ではないようで、「田植えスタイル、快適です」「少ない人数で出演陣は豪華なままなんだから最高」など、田植えスタイルは好評の様子です。

多くの制約がある中、アーティストや運営側はできる限りの工夫をしながらライブやイベントを行っているようです。今後も今回のRUSH BALL2020のように独創的な工夫を凝らしたイベントの開催が増えていくかもしれません。

source:RUSH BALL2020