「赤口」←読める人が意外に少ない?六曜の読み方

赤口

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一般的に曜日は「月曜日」〜「日曜日」の7曜日ですが、それとは別に「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6つの曜日を「六曜」と呼びます。「仏滅」はなんとなく縁起が悪い、「大安」は縁起がいいなどというざっくりとした理論はわかりますが、今回注目したいものは「赤口」です。え?これは「せきぐち」では?と思うのかもしれませんが、実は別の読み方があります。

六曜(ろくよう)とは

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そもそも六曜とはなんでしょうか。

国立国会図書館によると、六曜(ろくよう)は14世紀ごろに中国から日本に伝えられた暦。広く行われるようになったのは幕末以降のことです。

それぞれの意味は以下の通りとされております。

先勝  急ぐことは吉。午前は吉、午後は凶。
友引  友を引く。祝い事は良いが葬式などの凶事を忌む。朝夕は吉、正午は凶など。
先負  何事も控えめに平静を保つ日。午前は凶、午後は吉。
仏滅  万事凶。葬式や法事は構わない。
大安  万事大吉。特に婚礼に良い。
赤口  凶日。特に祝事は大凶。火の元、刃物に要注意。正午は吉、朝夕は凶。

ということで「友引」「仏滅」などの悪い日はさておき「赤口」もかなり「凶」とされる悪い日であります。具体的な日にちは、カレンダーを見ていただければ、記載があるものもあります。

さしづめ、この記事を書いている、本日「1月7日」は仏滅です。葬式は行わないようにしたいものです。

さてそんな「赤口」。一体どのように読むのでしょうか。「あかぐち」「せきぐち」……?色々想像できますが、これが意外な読み方なのです。それは……

「しゃっこう」

しゃっこう!?聞いたことがねえ!イッコーの間違えでは?どんだけー!……

という方も多いかと思いますが、その他にも(しゃっく、じゃっく、じゃっこう、せきぐち)などと読まれます。

その他の曜日は「先勝(せんしょう)」「友引(ともびき)」「先負(せんぷ)」「仏滅(ぶつめつ)」「大安(たいあん)」と、おなじみの読み方です。

ちなみに変換でも赤口は出てきますので、この記事を読んだ方はぜひとも今後「赤口」の読み方を、周囲に知っているぞ感満載で、マウントをとれますね。

今年のカレンダーは神カレンダーと話題ですが、赤口がどの日になるか気になってしまいませんかね。

Source:国立国会図書館