危険と認識され出したリボ払い、名を変えて再普及と話題に

借金というものはその性質上、「お金を借りている」という自覚があるうちはまだ大丈夫なモノですが、借金だと本人が意識せずに少しづつ膨らんで行ってしまうという状態が一番怖いものです。そういう意味では、気軽に借金できてしまう日本は意外と落とし穴だらけなのかもしれません。

安易なリボ払いは危険

ジワジワと増え続けるという意味では「リボ払い」というシステムの怖さは異常です。なにせ自分が借りられる限度額まで使ったとしても、月々の支払いは定額なので「まあこれくらいならいいか」と思ってしまいがちなシステムになっているのです。当然ながら借金には利息が発生しますから、額が大きくなればなるほど、定額のほとんどが利息で取られ、元金は全く減っていないという状況に陥るのです。

各社でいかにも安心な名前に変更される

ネットウォッチャー&株式会社MiTERU代表取締役社長「おおつねまさふみ」さんのツイートによるとリボ払いが流石にヤバイシステムだという事が少しずつ知れ渡っていき、今やリボ払いを選択する人は減っているのか、各社がネーミングを変えて仮初の「安心感」を植え付けようとしているのだそうです。

source:おおつねまさふみ氏

こんな名前に要注意。

かなりリボ払いと近いシステムになっているようです。「安心」「定額」という言葉には注意が必要かもしれません。

一回払いで!と言っているのに何故か自動的にリボ払いにしてくれるシステム「あんしんリボ」。上のもそうですが、何故安心を漢字で書かないのでしょうか。余計不安になります。

リボ払い全てがもちろん悪いわけではないですし、計画的に使える自信がある方や今月だけは本当にキツイという方には良いシステムな一面もあります。しかし、ご利用を計画的に出来る人はそもそも消費者金融を利用しないように、普通のシステムで管理できている人はわざわざリボに替える必要はないと思います。

画像掲載元:写真AC