冷感マスクに潜む恐怖の落とし穴が話題に

 

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最近は梅雨が明けた地域もちらほら出てきて、いよいよ夏本番という感じになってきました。そんな暑い夏に活用したいのが、水に濡らすと冷たく感じるという「冷感グッズ」です。タオルやマスクなど色々な種類が発売されていますが、今回そんな「冷感グッズ」に潜む思わぬ落とし穴が話題となっています。

脚光を浴びる冷感マスク

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、街中ではほとんどの人がマスクをするようになりました。一時期は全国的にマスクが品薄になり、高額転売などの問題も起きましたが、現在は薬局などで簡単に手に入るほど流通しています。

そんな今のご時世に欠かせないマスクですが、暑い夏にずっと着用していると蒸れたり、汗をかいたりと不快なことも多いですよね。そこで、そういった悩みを解消できると注目されているのが冷感マスクです。

冷感マスクは接触冷感や気化熱などを利用しているため、ひんやりとして蒸れにくく、長時間着用しても不快に感じないなどの嬉しい特徴がたくさんあります。

しかし、そんな冷感マスクにも気を付けなければならないことがあるのです。

思わぬ落とし穴が

なんと一部の冷感マスクは、使用されている化学繊維によってアレルギー反応を引き起こすおそれがあるというのです。

さらに、国民生活センターによる発表にこんなものがあります。

2011年に入り、このようなタイプの「冷感タオル」を使用して「湿疹がでた」や「赤く腫れた」等の苦情相談が複数件寄せられ、その内、3件について調べたところ、いずれの商品からもアレルギー性の接触皮膚炎を起こすとの報告がある「イソチアゾリノン系」の防腐剤が検出された。

引用:国民生活センター

これは2011年の東日本大震災の影響で、電気を使わず冷感を得られる「冷感グッズ」が注目を浴びた際のもの。これによると、当時一部の製品に使用されていた防腐剤により、アレルギー性の皮膚炎を起こすおそれがあると記載されています。

マスク着用時の不快感を減らすことができる冷感マスクですが、素材や防腐剤によって一部の人はアレルギー反応を起こしてしまうおそれがある、という思わぬ落とし穴があったというわけですね。

ネットではこんな声も

最近は普通の使い捨てマスクでも肌が擦れて皮膚炎を引き起こすことがありますので、冷感マスクを着用してかゆみやかぶれなどの症状が出たからといって、一概にアレルギー反応だとは言い切れません。

しかしアレルギーをお持ちの方は、購入前に素材を確認して化学繊維を使用していないものを購入する、一度よく洗ってから着用するなどの対策をした方が安心できますね。

そういえば以前、マスクを着用したまま飲食可能なライフハックが話題になっていました。

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