アスリート業界のパワハラ問題の告発が絶えない中、その後を追うようにネットでも職場のパワハラ告発が相次いでいるようです。そもそもパワハラがどのレベルであればそれに該当するのか、指導ではないのか。なかなか難しいところであり一概に断定は難しいのですが、状況がよく分かる動画などがネットで流出すれば最も把握しやすいのかもしれません。ということで今回そんな動画が流出しております。
パワハラの疑いがある動画
https://twitter.com/ingridy0408/status/1035496242246180865
こちらは静岡にある自動車の金型製作などを行う企業の工場で、障がい者に対して暴力を奮っている様子だということです。動画を見てみますとたしかに、作業を教えている人間が、作業者に対し怒りをぶつけているシーンもあり、最期のほうでは「バカヤロウ」などの罵声を浴びている様子が伺えます。第三者から見ればこれは確かに「パワハラ」に当たるのかもしれません。しかしそれがパワハラと感じるかどうかは実は本人でないと判断出来ないというのも現実です。
ネットに公開してどうするのかなどの声も
この動画は本人の希望で拡散をして欲しいとのことではあります。
しかしこの動画をネットに公開して問題解決につながるのかという疑問の声も有るようです。確かに、拡散・シェアされただけでは解決につながらず、最悪本人の身の危険が生じるだけなのかもしれません。
ただ、この声がやがておおきなものになり、メディアで取り沙汰されればこの企業への不信感は日に日に拡大し、企業側も放置できるものでもなくなるはずです。
かつて、学校での教師の暴力がネットを騒がせ、教師を追放するという騒動がありました。
やはりこのようなパワハラ問題を解決するのは、警察でも労働局側でもなく、第三者の声とメディアが左右していると言っても過言ではないのかもしれません。
果たして今回も「#MeToo」運動よろしく、同じようにこの告発が大きな力となるのでしょうか。
画像掲載元:写真AC