コロナ予防の謎チェーンメールが横行、ありえなさ過ぎるデマが話題に

新型コロナウィルスの発症者が日に日に多くなり、アジアだけでなく世界中に発症者数が増えている状況となり、緊張が高まるじたいとなっています。マスクをしたり消毒をしたりとコロナ予防の為に自衛をする人も多いですが、そんな中、コロナウィルス予防にある物が効果的だというデマのチェーンメールが横行しており、専門家が注意喚起を行っています。

新型コロナ「お湯で予防」とデマ拡散

拡散希望と書かれ「お湯を飲めば予防できます」という文言がメールやラインに送られるチェーンメールが横行しているという報道が流れています。

チェーンメールの内容は送られている物により多少違いがありますが、「お湯を飲めば予防できる」という部分が一致していると言います。

自衛隊より 連絡を頂きました!
(中略)
新コロのウィルスは耐熱性が無く26-27度の温度で死んでしまいます。
よって予防の為にお湯を飲むことを薦めます。

※西日本新聞の画像より一部抜粋

お湯で予防することが出来るのかについて、聖マリア病院の本田順一副院長が次のように述べています。

聖マリア病院(福岡県久留米市)の本田順一副院長(感染制御学)は「26~27度で死滅するなんてことはあり得ない。お湯に関しても根拠のないデマ」と完全に否定する。その上で「国や日本感染症学会など公式の情報以外は信じないでほしい」と訴える。

引用 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/586997/

「父親がこれは素晴らしい情報!って本気で思って全社員に回してしまったらしい」「ホントだったら温かいお茶飲む中国では拡散しないでしょうに」「そもそも26〜30度前後でウィルス死滅するなら体温で死滅」と、ネット上にコメントが寄せられていました。

メールには「自衛隊より 連絡を頂きました」と記載されていることから、本当に自衛隊から発信された物なのか現役自衛隊員に取材したところ「コロナ予防にお湯がいいってチェーンメールが職場でも話題になってるよ。」と、返答が得られました。

新型コロナウイルスの影響により、各地でイベント中止や延期が発表されていますが、西川貴教さんのコロナ報道にした正論がホントこれだと話題となりました。

画像掲載元 秒刊サンデー