映画かよ、Uターン男性「村八分」される恐ろしい案件が話題に

image:写真AC

日々起きている様々な事件の中には思わず驚いてしまうものも少なくありません。現在、大分県内のある集落で、Uターン男性に対し「村八分」が行われていたとして元区長らに賠償が命じられ話題になっています。「村八分」という言葉は多くの人が知っていますが、現在の日本国内でも起こり得ることに驚きの反応が寄せられています。また「田舎ではそうした出来事も少なくない」といったコメントも見られ注目を集めています。

Uターン男性への村八分、元区長らに賠償命令

現在、話題になっているのはこちらのニュースです。現在の日本でも「村八分」といった行為が行われていることに驚いた人も多いようです。

問題の村八分は大分県宇佐市の集落内で行われていたようです。

大分地裁中津支部は、Uターンで集落へ戻った元公務員の男性に対し村八分が行われていたと認め、元区長3人に対し143万円の損害賠償を命じる判決が下されたとのことです。

次に実際にどのようなことが行われていたのかも見てみましょう。

訴状などによると、男性は兵庫県から母親の世話や農業をするため、14戸が暮らす宇佐市内の集落にUターンしたが、母親の死後、農地への補助金を巡って集落の住民らとトラブルになった。

住民らは2013年4月、男性が住民票を移していないことを理由に自治会から除外し、断交することを全員一致で決議。その後、市の広報誌の配布や行事の連絡がなくなったという

引用:朝日新聞

上記のような嫌がらせが長く行われていたようで、まさに村八分と呼ぶに相当する内容と言えそうです。

発端となったトラブルの詳細に関しては分かりかねますが、母親の面倒を見るために地元に戻ってこんなことに巻き込まれたら堪ったものじゃないですよね…。

「田舎怖すぎ」「これがあるから安易に移住できない」とネット上で話題に

この村八分に関する報道に関してネット上では多くの反応が見られます。

もっとも目立つのは「やはり田舎は怖い」「田舎への移住は都市郊外くらいにしとくのが良い」「こういうのが怖いから田舎へ移住できないんだよなぁ」「こういう事に集団で加担する人間の心理が怖い」といった恐怖を感じるといった反応でしょうか

中には「映画みたい」とフィクションを思い浮かべる人も。

確かに今回のような報道を見ると”田舎は怖い”と感じてしまうのも無理はありません。

他には「こういう田舎の保守的な人間が、その土地から人を遠ざけ過疎化を促進しているだけなんだけどなぁ。 ま、こんなことをしでかす害悪な老人どもは、あと数年すれば死滅するでしょう」「心の歪んだボス面する人間がいる限り人口は衰退するんだろうな」といった厳しい批判の声も。

中には「自分も田舎に住んでいるがここまで酷い話は聞いたことがない」といったコメントもあり、当然のことながら地域によって住みやすさが大きく異なることも窺えます。

また「町内会の”重鎮”に嫌われたせいでゴミだしも出来ない。役所行っても町内会で話してくださいでお手上げだって話があった」といったように類似の過去の事件を連想する人もいるようです。

「これも氷山の一角では」といったコメントもあり、こうした出来事は日本の様々な地域で日々発生していることなのかもしれません。

別の場所でのこの出来事も大問題となりましたが、紹介させて頂いたSNS上の投稿にもあるように最終的に困るのはそこに住む自分たちな気がするんですけどね。

source:朝日新聞