寺が悲鳴、ミニ御朱印帳ガチャを本当に持ってくる人続出、そもそも押せない

image:写真AC

年末年始は家で過ごす方も多いかと思いますが、GOTOトラベルで行くことが出来る地域であればお参りしようという方もいるはず。その際にお寺に行くならば、記念に御朱印帳を持っていこうと思う方もいるかと思います。自前の御朱印帳があればいいのですが、こちらの御朱印帳は要注意でございます。

ミニ御朱印帳は実際は使えない

さて今回問題となっておりますのは、株式会社トイズキャビンから出ておりますガシャ「ミニ御朱印帳」です。手のひらサイズなのでコンパクトで持ち運びが便利。これをお寺に持っていこう・・・と思っている方ちょっとまった。

この御朱印帳はあくまでミニチュア版であり、実際は使えない可能性が高い。というか、寺のほうが困惑してしまう可能性も。

そもそも御朱印帳には規定のサイズが有り、そのサイズ内に収まるような印鑑が用意されている。このミニ御朱印帳はその規定サイズを大幅下回り、根本的に使えない。本当に印鑑を押そうとすれば、見事にはみ出るだろう。これではご利益もなにもない。

そんなこと当たり前だろう・・・と思うのかもしれないが、実際に持ってくる人が居るようで、この問題に、袋井市にある法多山尊永寺の住職「大谷 純應」さんはFacebookで以下のように、コメントしている。

「ミニ御朱印帳」なるものに迷惑しています!最近、偶にではなく時々、ものすごくちっちゃな御朱印帳にご朱印をくださいという方がいらっしゃいます。大きさが5~6cmぐらいの豆本みたいな御朱印帳です。正直言って、これがくると僕だけでなくうちの書き手さんは困惑して苦笑いしてしまいます。朱印も規定のものは当然押せません。

引用:法多山住職 大谷 純應

つまり、これはあくまでミニチュアの御朱印帳であり、言ってしまえばフィギア。観賞用でしか無い。フィギアに着せたい洋服があると、ユニクロに行くのと同じ。

ちなみに、トイズキャビンでは他にもかなりリアルな商品をリリースしており、こちらの室外機はかなり精巧にできている。

このようにリアルすぎるがゆえに、本当にミニ御朱印帳を持っていってしまうという、何とも嬉しいような悲しい問題が起きているようだ。

そのうち、上記ガチャ室外機も「使えないではないか」とクレームが出てこないことを祈りたい。

参照:株式会社トイズキャビン