東京・中野にある中野ブロードウェイ。23区西側のオタクの聖地と呼ばれ、まんだらけの各店やオタク向けの店舗、その他アングラ店や一般店まで軒を連ねるカオスな空間となっております。そのブロードウェイの「核」ともいえるまんだらけのアダルトコンテンツ専門店「禁書房」が書類送検される事態に……いったい何があったのでしょうか。
「まんだらけ」アダルトショップ違法営業で書類送検
中野ブロードウェイ4Fで営業していた、まんだらけ「禁書房」が風営法違反で書類送検されたとの報道がありました。どうやら付近に病院があり、その付近で営業していたのが問題となったようです。
【速報】「まんだらけ」を書類送検 アダルトショップ違法営業 警視庁が家宅捜索 #FNNプライムオンライン https://t.co/YnrdmoYvJF
— FNNプライムオンライン (@FNN_News) October 22, 2021
9月14日にガサ入れがあったというツイートがあったので、その頃から捜査が始まっていたようです。そして翌日の9月15日より営業を休止しています。
中野ブロードウェイに久々に行ったらお巡りさんのガサ入れに遭遇 pic.twitter.com/2Xd47iV8BH
— 學天則 a.k.a.38月 (@schoollabel) September 14, 2021
知らない方のために説明しておきますと「まんだらけ」はマンガ(特に同人誌)やゲームをはじめ「あらゆるジャンルのオタク向け商品」の扱うショップで、特にアダルトに特化しているわけではありません。むしろアダルトは同人誌が中心になっているので、3次元のアダルト商品はかなり少ない印象があります。
少しでもオタ文化に興味があれば、一度は目や耳にしたことがある有名店。筆者も中野在住の頃は、ほぼ毎日通っておりました。
まんだらけ「禁書房」家宅捜索以前から店舗トラブルがあった……
実は、まんだらけ「禁書房」は以前からトラブルになっていました。2014年に高円寺から中野(ブロードウェイ)に移転してきたという「ファンシーショップ」の目の前に、突如「AV系専門店」を出店したということで、オープン以降「賛否両論」巻き起こっていたのです。
その際は店頭に目隠しなどがなく、外からAVのパッケージや写真集が見えてしまうということで「ファンシーショップ」からは、なんとかして欲しいという要請をしたとのこと。結局何の対策もされないまま、ファンシーショップ側が折れる形で休業。現在はネットショップのみで営業しているようです。
まんだらけ中野書類送検かー
まあ、既存の法律に則って対処されたなら仕方ないかな
例のファンシーショップの訴えが通ったと勘違いする人が湧きそうだけど(別にファンシーショップの前に開店したことに関しては何も言われていないの意)— ろぼっと (@robot_politics) October 22, 2021
ちなみに今回の書類送検とこの話は「全く別物」ですので、お間違いなきように。ただし、やはり「まんだらけ」側も今回のような事態になる前に、なにかしら配慮があってもよかったのかなと思います。(個人的な感想ではAV業界ごと消滅し……ウソです、なんでもありません)
現在は渦中のファンシーショップ、そして「禁書房」ともに営業休止している状態です。この書類送検を受けて、何か新しい動きがあるのでしょうか。まんだらけとファンシーショップの今後が注目されます。
「まんだらけ」で思い出したのですが、エグい価格が付いていたレアカードがありました!このカード、確かに高額でも欲しくなる魔力がありますね……。
【2021年10月31日追記】
実際に4階にある禁書房まで足を運びました。中野ブロードウェイは1階から3階までの直通エスカレーターが2基あるのですが、4階に行くにはエレベーターか3階から階段で登るしかありません。
休業中の禁書房がある場所に来てみると、通常の通路よりもかなり狭い場所にありました。こちらも休業中の向かいのファンシーショップとの距離はわずか2m足らず……ここでAV系の商品を表に出して売られたらファンシーショップを続けるのは難しいのではないでしょうか。
はたして禁書房が再開する日は来るのでしょうか。
画像掲載元:SS.ナオキ