LINEグループで自分の発言がストッパーになりシラける原因

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LINEなどのグループチャットで、楽しく会話をしている間に入り、自分が会話をした瞬間、何故か会話の流れが止まるということはないだろうか。これは誰もが経験する、ライングループあるあるなのですが、できればこの微妙な空気を作り出す状況を避けたい、そんな際に是非一読いただきたい。

LINEグループチャットでシラケるケース

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さて、LINEグループチャットでしらけるケースとして例えば、仲間どおしで旅行に行こうという計画が上がったとする。すると多くの仲間は「あそこに行きたい」「ここに行きたい」などの要望をあげます。よくあるチャットの内容です。

やり取りとしてはこのような感じでしょうか。

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様々な意見が飛び交う、仲の良いグループチャットといった感じです。さてあなたは、どのような意見を出すであろうか。

是非とも避けたいのは、ここで楽しい流れを止めてしまうこと。しかしながら、やってはいけないと思いつつも、ついノリで投稿した内容、それはこんなものだった。

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温泉もいいぞ、に対し「温泉でゲロゲロ」。

9人の既読がつくも、その後流れがストップ。いわゆるLINEストッパーになってしまったということです。これはあからさまな極論ですが、いずれにせよ、なにか発言し流れが止まることはよくある。

「自分が悪い」「まずい発言をした」と空気を読まなかったことを反省するのかもしれません。

が、しかしこれは実は発言内容がまずい、とは言い切れず、根本的に発言する人の本質的な性格・キャラクター性・状況に問題があるのではないかと考えられます。

例えば上記の発言でもこのような返信が来る可能性があります。

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下呂温泉でゲロゲロ。

に対し「今年もかよwww」。つまりこの状況において、昨年メンバー内で問題を起こしたという伏線を踏まえ、ノリで発言。すると最初の発言者がうまくツッコミを入れてくれるというケースです。

これは救われたと思うのかもしれませんが、条件として「昨年の状況」ともう一つあなたの「キャラクター性」があります。

以下では「ポジティブキャラ」と「ネガティブキャラ」の場合によるレスのされ方の違いと「確証バイアス」について説明します。

ネガティブキャラによる「確証バイアス」の働き

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本件を説明する前に「確証バイアス」の話をします。

確証バイアスとは、「A型は几帳面」「B型はマイペース」など、根拠のない情報をかき集め、無意識的にレッテルを貼ることです。人間はその人のキャラクター性を無意識的に決めつけるという考え方です。

それを踏まえ、あなたが普段からグループで無視をされていたり、話に乗ってきてくれる仲間が居ないという、空気の読めない「ネガティブキャラ」だったとします。

その状況下において「下呂温泉でゲロゲロ」発言をしたらどうでしょうか。昨年の伏線があったとしてもなかなかツッコミはもらえないのかもしれません。

つまり「この人は空気を読まない発言をする」という仲間の「確証バイアス」が働き、結果「空気を読めない発言」とされてしまいます。

(そもそもそんな方がLINEグループには呼ばれませんが・・・)

ポジティブキャラによる「確証バイアス」の働き

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しかし仲間から信頼されている、優秀な人間であればどうでしょう。「下呂温泉でゲロゲロ」発言をしても、多くの方から「空気を読めるポジティブキャラだ」という確証バイアスが働いているので、「また面白いジョークを言っている」と許されます。

つまりLINEグループチャットで発言がストップするのは「発言内容」よりも「あなたのキャラクター性」によるわけです。極論を言うと、あなたが「ネガティブキャラ」だとするのであれば、何を言っても発言を拾ってくれる可能性が低い。

逆に「ポジティブキャラ」であれば、この人にツッコミを入れても「火傷しない」という意識が働き、拾われやすい。

結論:発言内容よりもキャラクター性

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以上を踏まえ、あなたがもし周囲から信頼されている(と確信している)にもかかわらず、何故か発言するとストッパーになってしまう。

それは、そもそも周囲から「空気を読まない人」「面倒な人」という確証バイアスが働き、絡みづらい人間というレッテルを貼られているのかもしれません。

そのような状況下においては、結局何を発言しても「ストッパー」となり返信はもらえないでしょう。

何に見えるかによって自分の深層心理がわかる絵も話題ですが

以上を踏まえ、結論として、発言内容よりも、普段からの仲間からの信頼性を上げるということが、グループチャットでのストッパーを防ぐ最大の効果であると考えられます。

参考文献
無理なく限界を突破するための心理学 突破力:DaiGo
影響力の武器:ロバート・B・チャルディーニ