マクドナルドを利用する際に、ドリンクを注文し、その蓋を何気なく見ると何やら見慣れぬ模様があることをご存知だろうか。そもそもそんな蓋に注目するなんてことは殆どないのかもしれませんが、実はよーく見ると、色々な凸凹が存在するのだ。しかしながらこれの具体的な意味合いはなかなか知られていない。果たしてどのような意味合いがあるのか。
元マクドナルド従業員たまちゃん
ということで、元マクドナルド従業員でもある私が今回は色々な情報を提供していくという趣旨でお届けします。心配しないでください、会社に不利益を被るようなそんな野暮な情報は流しません。むしろ会社に貢献したいのです。
ということで、今回はあのマクドナルドのドリンクについている蓋についてです。この蓋は業界では「リッド」と呼ばれております。ほとんどその名前を使うことはないのですが、搬入時に在庫確認の際に使うこともあります。
そんなリッドについている突起物。あまり気にしないものですね、もう少し拡大してみましょう。
時計回りに、OTHER・ICED COFFEE ・ICED TEA
と記載されています。カンがいい人であれば気づきます、そうですこれは入ってるドリンクの種類を印すものです。ICED COFFEE であれば(アイスコーヒー)、ICED TEAであれば(アイスティー)、OTHERであれば(その他)
というわけです。
そんなの見ればわかるのに何故あえてやっているの?
ある意味、そのままですが、そんなのわざわざ目印を付けておく必要はあるのか?と思うかもしれません。確かに、見ればわかります。
しかし、昼ピー(昼のピーク)だったり、忙しいときにはわざわざドリンクの中身をクルーは確認している余裕など有りません。
これはコーラなのか、それともアイスコーヒーなのか。爽健美茶なのか、アイスティーなのか。
しかもこれが忙しいときには、何十個もドリンクが並べられ、判断不能。したがってクルーはそれを間違えてお客さんに提供する恐れがあります。コーラなのに、コーヒーを出してしまったとか。コカコーラとコカ・コーラゼロの違いは、もはや判別不能。殺意が湧きます。
それを防ぐための最後の防御線というわけです。もちろんそれでも間違いは起こりえますが、仮にリッドにしっかり「アイスコーヒー」と印されているのに、「コーラ」を出してしまった場合は、カウンターが悪い。など、ミスの根拠を突き止めることができ、再発防止にも繋がります。
ちなみに、コカコーラとコカ・コーラゼロの違いは、OTHERが普通のコーラ、ボタン全押しがコカ・コーラゼロ、など、これはあくまでローカルルールがあります。
この方法、海外でも同じように取り入れられているようですが、これならば言葉が通じなくても海外でマックの仕事ができそうですね。
ということで、マック従業員裏話、今後も徐々に公開していきたいと思います。
Source:MirrorUK