ミス・アース東京2020ファイナリスト「日下円華」がミスコン出場を決意した意外な理由とは

ミス・アース

image:Madoka Kusaka

以前の「ミスコン」といえば、華やかさの中にも殺伐とした雰囲気もありましたが、近年は「美」の競い方がルックスだけではなく仕草や人間性も含めたものに変わっていることは間違いないでしょう。今回は世界4大ミスコンテストのひとつ「ミス・アース東京2020」でWEB投票グランプリ、審査員特別賞を受賞した「日下円華」さんにお話を伺いました。

世界4大ミスコンテスト「ミス・アース」とは

「ミス・アース」は2001年に第一回大会がフィリピンで行われてから、毎年開催されている世界規模のミスコンテスト。「世界3大ミスコンテスト」と称されていた「ミス・ワールド」「ミス・ユニバース」「ミス・インターナショナル」に並び、現在は「ミス・アース」を加えた4大会が世界4大ミスコンテストと呼ばれることが多いようです。

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ちなみにミス・アース・ジャパン選考会でファイナリストとなった主な著名人としては、テレビ朝日「紀真耶アナウンサー」やプロボクサー「高野人母美さん」がいらっしゃいます。

また、活動目的については公式ホームページに以下のように記載されているのでご確認ください。

ミス・アースは、2001年以来毎年開催されている、世界的な「美」のコンペティションです。また、大会を通して、人々の環境保全に対する意識を促進することを目的としています。

それぞれの国の代表が地球環境問題を訴え、人々の環境保全に対する意識の向上を促すために、精力的に活動します。そしてその優勝者は、年間を通して世界中で、「美」と「環境保全」の世界代表として活動します。

現在、参加国は90カ国を超え、まさに「地球」規模の「地球」のための「美」のコンペティションとなっています。

引用:2020Miss.Earth.Japan「ABOUT US」

「ミス・アース・ジャパン」ファイナリスト、日下円華さんにお話を伺います

4月某日、緊急事態宣言前の東京都内某所。ビル風が吹き荒れる中、爽やかな風と共に現れたのは「ミス・アース東京2020」でWEB投票グランプリ及び審査員特別賞(ジュメル賞)を受賞された日下円華(くさか・まどか)さん。あまりの上品さに、思わずフリーズしてしまいました!う、美しい・・・

image:Madoka Kusaka

-- はじめまして、SS.ナオキと申します。短い時間ではありますが、よろしくお願い致します。

日下円華(以下:日下) 「遠方からお越しいただいているそうで、わざわざありがとうございます。なんでも聞いてくださいね」

-- さっそくですが、現在の活動内容をお教えいただけますでしょうか。

日下「現在はブライダルサロン(結婚相談所)の代表を務めています。2020年11月まではスカイマークのキャビンアテンダントと両立していたのですが、そちらを辞めて現在の(芸能)事務所にお世話になることになりました」

image:photo AC

-- CAとブライダルサロン代表の両立って、かなり神経を使いそうですが・・・

日下「確かに大変だと思うこともありましたが、どちらも自分の意志で始めたことですので苦にはなりませんでした。それよりも毎日が充実していて、あっという間に時間がすぎるという感覚でした」

-- CAを辞めて、芸能事務所に入ったきっかけを教えてください。

日下「CAを辞めたのは新型コロナの影響が大きいですね、コロナがなかったらCAを続けていたかも知れません。事務所に入ったきっかけはスカウトです」

(ここでマネージャー兼事務所代表の方からもお話を伺います、ちなみにマネージャーさんは小柄でとても可愛らしい女性の方です)

マネージャー(以下:マネ) 「ひと目みてピンと来ました!なんてお上品で美しいのかと。ポコチャ(※)で見て即連絡したんです、ぜひウチの事務所に欲しいと思いまして」

(※ポコチャ(pococha)・・・DeNAが運営するライブ配信アプリ、配信者はライバーと呼ばれ人気によってランク付けされる)

-- 今どきのスカウト!かなり驚かれたのではないですか?

日下「はい(笑)正直驚いたのですが、(スカウトしてきたのが)女性だったこともあって安心でした」

-- 芸能のお仕事はこれからといったところでしょうか。

日下「そうですね、今までと同じように目標を持って取り組んでいきたいと思っています」

「ミス・アース」に応募したきっかけとは

-- ブライダルサロンの代表やCAを務めながら「ミス・アース」に応募した動機を教えてください。

日下「実はミスコンのようなものに、全く興味がなかったんです。ただ、ミス・アースの活動目的である”環境問題”への取り組みが心に刺さったのが動機です」

-- ミスコンには興味がなかったというのも驚きですが、環境問題がきっかけというのはもっと驚きました。

日下「ボランティアや環境問題を国内外に発信して行く上で、ミス・アースが最適だと考えました。もちろん”美”に対する想いはありますが、それ自体を誰かに向けて発信するというわけではないですね」

-- ボランティアという単語が出てきましたが、ボランティアや環境問題を考えるに至った理由があれば教えてください。

日下「私は石巻(※)出身なので、13歳の頃に東日本大震災を経験しました。それまではボランティアや環境問題のことなど考えたことがなかったのですが、あの時の街の様子をみて自分に出来ることはないだろうかと感じた気がします」

image:photo AC

(※石巻市・・・宮城県第2の都市で、2011年の東日本大震災による津波で壊滅的な被害を受けた街のひとつ。震災から10年、完全ではないものの奇跡的な復興を遂げている。また、野良猫が多数住む島として有名な「田代島」は石巻市に属する)

-- 私も被災者なのですが、その考えには及びませんでした。13歳でその想いを抱くことが出来るのは、尊敬に値します。

日下「両親や家族の影響があったかもしれません、生きることに精一杯でしたから。」

image:Madoka Kusaka

上記はミス・アース2020東京で「審査員特別賞」&「ウェブ投票グランプリ」をダブル受賞した時の様子。エレガントという言葉は彼女のためにある、と思ってしまいそうな立ち姿です。

目指すはコメンテーター、彼女がミスコンから目指す未来

-- それでは、これからの目標を具体的に教えて下さい。

日下「直近ではSNS、特にインスタを活用してアピールをしていきたいです。それからポコチャでの配信も今まで以上に力を入れていきます!あとは料理、特に魚料理が得意なのでその辺も発信していければと・・・そして将来的にはコメンテーターを目指しています!」

-- コメンテーターですか!滑舌の良さと知性的な雰囲気を考えれば、フリーアナウンサーとしても十分活躍出来そうな気がしますが、コメンテーターが目標なんですね。

マネ「私も十分フリーアナウンサー枠でやっていけそうな気がしているのですが、本人はコメンテーターやリポーター志望なんですよ」

日下「どちらが上とか下とかではなく、自分の考えを伝えたり現場を回ったりすることに喜びを感じます」

-- モデルやタレントには興味はありますか?

日下「全く興味がないんです!(きっぱり)」

マネ「本人に興味があれば通用するとは思うんですけれど、それが彼女の希望ですから。事務所としても円華のやりたいことをやらせてあげたいし、それをバックアップしていくのが私の役目です!(きっぱり)」

-- コメンテーターやリポーターとして出てみたい番組があれば教えてください

日下「特に番組名ということはないのですが、やはり地元宮城県の番組に出たいです。ボランティアも環境問題も、出来れば地元宮城や石巻に貢献したい気持ちが強いので・・・」

最後にプロフィールに”気になる点”があったので聞いてみました。

-- プロフィールの3サイズでウエスト67cmとなっているのですが、記載ミスでしょうか・・・67cmどころか55cmくらいにしか見えないのですが・・・

日下「モデルさんのお仕事ではないので、あまり考えずに自然な数字を載せてもらっています(笑)」

マネ「その辺の感覚も素敵なんですよね、女性の私から見ても憧れますよ」

日下・マネ「うふふふ(笑)」

親友同士のような笑顔でお互いの顔を見合った二人。仕事上のパートナーという枠を越えて、心から信頼しあっているのだなと感じることが出来ました。近い将来、テレビのコメンテーターやリポーターとしてお顔をみられる日が来るのではないでしょうか。

インタビュー帰りに最寄り駅まで送ってくださった日下さんとマネージャーさん、キラッキラのオーラが出まくっていて、眩しく輝いていましたよ。これからの活躍を心から願っております。

 

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日下 円華【くさか まどか】 1997年11月3日生まれ
資格:上級救命士、秘書検定準一級、英検二級
特技:料理(特に魚料理)
趣味:ボクササイズ、一人旅
2020年 ミス・アース東京 WEB投票グランプリ、審査員特別賞
ブライダルサロン「Marriest」の代表としても活動中

インタビュー後、日下さんに宮城でおすすめのお菓子を聞いたところ「仙台銘菓・喜久福」を教えてくださいました。「喜久福の美味しさは世界に通用します」と満面の笑み。仰るとおり、確かに美味しかったです!

画像掲載元:日下円華