MONO消しゴムのパクリで有名なONO消しゴム、変わり果てた姿に

世の中には様々なパロディ商品があります。その業界でスタンダードなモノに寄せて「人気にあやかって売れたらいいな...」というささやかな気持ちが可愛らしいですが、寄せ過ぎると本家本元から訴えられたりしてしまうという諸刃の剣戦法でもあります。このONO消しゴムに関しては、このような末路となったようです。

デザイン、決着

元々、ONO消しゴムはMONOの青、白、黒のストライプ柄の色を変えただけの「THE・パロディ商品」という感じの見た目でしたが、兵庫県小野市の「ヒマワリの丘公園」などを背景にしたケースのデザインに生まれ変わり、名実ともに小野市の観光土産グッズに変更されたようです。許されてよかったですね。

兵庫県小野市観光協会は昨年10月、「MONO」の頭1文字を取って「ONO」と書いた模倣品を千個作った。しかし、製造を委託した業者がトンボ鉛筆の許可を得ていないことが分かり返品。その後、改めて同じ製品の再発注を依頼したが、色彩の登録商標を認められている同社は「同じ物は許可できない」と回答。協議は難航したが、同協会が提案した約20種類の中から、今回のデザインで決着した。

抜粋元:神戸新聞

生き残れてよかった

そもそも無許可でこのデザインで作るという、歴史的に見ても勝ち目の薄い戦いに挑んだという心意気に拍手を送りたいです。それにしても何故パロディ商品はお土産屋さんに陳列される事が多いのでしょうか。

それ以前にOno消しゴムを作っていたのは私だ!と名乗る方も現れる始末。何故か投稿者さんの中では大元であるはずのMONOが蚊帳の外扱いになっていますが。

こういった感じで上手い事似せてくるアイデア(?)商品は、なんだか手に取ってしまうしまったり目を奪われてしまうので、これからも出続けてくるのでしょう。

source:神戸新聞NEXT

画像掲載元:シンプルフリーイラスト