靴が経年劣化でボロボロになる信じられない理由が話題に

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みなさんの家の靴箱にも、あまり履かない靴が眠っていませんか?冠婚葬祭でしか使わない革靴や、昔お気に入りだったスニーカー、使わなくなってしまったランニングシューズなど。そういった靴を長い間放置することで起こるある現象が話題になっています。みなさんも是非一度、自宅の靴箱を確認してみてください。

いつの間にこんなことに・・・

今回話題になっているのがこちらの投稿。冠婚葬祭の時にしか履かないという革靴を久しぶりに履いてみたら、なんと履いた瞬間にかかとが粉々に砕けてしまったそう。

急にこんなことになったら、何が起こったのか理解が追いつきませんよね。ですがこれ、決して珍しいことではなく、みなさんにも起こり得る現象なんです。

靴のソール部分に起こりやすい

実はこれ、「加水分解」という現象なのです。

簡単に説明すると、スニーカーや革靴などのソール部分に使用されているポリウレタンなどの素材が水分と結びついてバラバラになってしまう、というもの。通常であれば靴を履いた時にソールに含まれる水分を押し出せるのですが、長い間履かずに保管されていると、空気中の水分を吸収し続けてしまうことで加水分解が起こるそうです。

これを防ぐためには、「湿気の多い場所を避けて保管する」「木製のシューキーパーを入れる」など、靴の保管状況を整えることが大事だそう。

冠婚葬祭の時にしか履かない靴などは、チャック付きのビニール袋に乾燥剤とともに入れておけば湿気を防ぐことができます。

経験がある人も多い

このように、同じような経験があるという人がとても多く見られました。スニーカーや革靴はもちろん、時計のバンドやカバンなどがボロボロになったという人もおり、保管状況次第では色々なものが加水分解してしまうようです。

みなさんも大切なモノの保管には十分気をつけましょう。

そういえば以前、靴の臭いの元を99%除去する電子消臭剤の開発が進んでいると話題になっていました。

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