「蒙る」は何と読む?読めたら天才レベル!法学でよく使用される超難読漢字5選

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法学とは文字の通り、法や法律に関する学問です。専門用語などが並び、苦手意識を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?例えば「誰何(すいか)」「羈束(きそく)」などです。今回は、法学で頻出される難読漢字を5問出題いたします。ヒントを参考に正解を導き出してくださいね。頭を柔軟にして漢字クイズを楽しみましょう。

【1】蒙る

「蒙る」は何と読む?

【ヒント】蒙るには、こちらからの作用や意思など関係なく、身に受けるという意味があります。

答え:蒙る→こうむる

別漢字には、被る(こうむる)もあります。また、送り仮名を変えると、蒙う(おおう)・蒙い(くらい)とも読みます。蒙るの例文は「迷惑を蒙る」・「ご愛顧を蒙る」などのように使います。行為や恩恵など良いことにも、災いなど良くないことに対しても使いますよ。

【2】濫り

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「濫り」は何と読む?

【ヒント】 濫りは、秩序を無視するさま・自分勝手であるさま・軽率・度を過ごして物事をするさま・むやみやたらという意味があります。

答え:濫り→みだり

濫り(みだり)の送り仮名を変えると、濫かべる(うかべる)・濫れる(みだれる)と読みます。また、濫りには別漢字もあり、乱り・妄り・漫りもみだりと読みますよ。

【3】惹起

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「惹起」は何と読む

【ヒント】惹起は、ひきおこすこと・ひき出すことの意味があり、多くは、事件・問題となる事柄などをひき起こす場合に使います。

答え:惹起→じゃっき

惹起(じゃっき)の例文は「独立問題が民族紛争を惹起する」のように使いますよ。

【4】仮令

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「仮令」は何と読む?

【ヒント】た〇〇。「た」から始まる3文字の言葉です。この言葉は、言い出し、書き出しに用いられます。

答え:仮令→たとい

また、仮令は(たとえ)・(けりょう)とも読むようです。

仮令の詳しい意味は、下記をご参照ください。

1 (あとに逆接条件を表す「ても」「でも」「とも」などを伴って)仮にある事柄を想定しながら、結果はそれに影響されないことを表す。もし…だとしても。仮に。よしんば。たとえ。「―失敗しようとも悔いはない」
2 (多く、あとに「ば」を伴って)もし。仮に。
「―汝此の国を治しらば、必ずそこなひやぶる所多けむとおもふ」〈神代紀・上〉
[補説]語源はハ行四段活用の動詞「たとふ」の連用形と推測されるが、「たとふ」の確かな例は見当たらない。漢文訓読系の語とされる。

引用:コトバンク

【5】悖る

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「悖る」は何と読む?

【ヒント】悖るは、 道理にそむく・反する・ねじり曲がる・ゆがむ・ゆがめるといった意味があります。も〇る。「も」から始まる三文字の言葉です。

答え:悖る→もとる

悖るの送り仮名を変えると、悖れる(みだれる)とも読みますよ。また、悖る(もとる)の例文ですが「人の道に悖る」などのように使います。

今回は、法律などに頻出される難読漢字をご紹介いたしましたが、全問正解できましたか?

日常生活では、あまり馴染みのない漢字もあったかもしれませんが、ぜひ覚えておきましょう。

難読漢字といえば、粥ぐ←は読めますか?読めそうで読めない難読漢字ばかりですよ。

Source:漢字辞典オンラインコトバンク