「畢く」は何と読む?読めたらすごい!読めそうで読めない超難読漢字5選

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日常的に読書や新聞を読まれる方もいらっしゃると思いますが、読めない漢字が出て来て困った経験はありませんか?10万字以上あるといわれている漢字なので、全部の読み方を把握できていたら天才レベルでしょう。今回は、読めそうで読めない厳選した難読漢字を、クイズ形式で出題いたします。ぜひ、培ってきた漢字の知識とヒントのひらめきで、正解を目指し、最後まで楽しみながらチャレンジしてみてくださいね。

【1】畢く

「畢く」は何と読む?

【ヒント】こ〇〇〇く。「こ」から始める5文字の言葉です。畢くの意味は、全て・残らず・みんなといった意味があります。

答え:畢く→ことごとく

送り仮名を変えると、畢る(おわる)と読みますよ。畢く(ことごとく)の別漢字には悉く・尽くもありますのであわせて覚えておきましょう。

【2】無価

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「無価」は何と読む?今回は、無価(むか)以外の読み方です。

【ヒント】む〇。「む」から始まる2文字の言葉です。

答え:無価→むげ

無価(むげ)は、無価値という意味と間違えてしまいそうですが、正しい意味は下記の通り……。

1 値をはかることができないほど貴重なこと。むげ。「何物にも替えがたい無価の家宝」
2 代価を必要としないこと。ただであること。

無価の文例ですが「襤褸(ぼろ)を高く売って新しい反物を無価で貰もらいたがるような」というような使い方をします。

無価(むげ)は無上の価値ということを、覚えておきたいですね。

引用:コトバンク

【3】布く

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「布く」は何と読む?もちろん読み方は、ぬのくではありません。

【ヒント】布くは、一面に平らに広げる・一面に平らに並べたり、まき散らしたりする・物を載せるために平らにして下に置く・ 広く行き渡る・力を広く及ぼす。など色々な意味があります。

答え:布く→しく

布くの例文ですが「腹心を布く(ふくしんをしく)」というように使います。意味は、思っていることを残らず打ち明けることですよ。

布くの別漢字には、敷く・領くもあります。

【4】茸る

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「茸る」は何と読む?椎茸(しいたけ)の茸ですが、たけるという読み方ではありませんよ。

【ヒント】茸るには、草 木が盛んに生えて、枝葉が重なり合う・草木が密に生えるという意味があります。

答え:茸る→しげる

送り仮名を外すと、1文字で茸(きのこ)・茸(たけ)と読みます。茸る(しげる)の別漢字には、茂る・繁るもありますね。

ちなみに「茸茸」で何と読むか分かりますか?これは「じょうじょう」と読み、草が盛んに生い茂っているさまを意味しますよ。

【5】患い

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「患い」は何と読む?今回は、患い(わずらい)以外の読み方です。

【ヒント】患いの意味は、心配する・心を痛めて悩むといった意味があります。う〇い。「う」から始まる3文字の言葉といえば?

答え:患い→うれい

送り仮名を変えると、患う(わずらう)・患える(うれえる)と読みます。また、ある人を恋い慕う気持ちがつのったあまりに病気のようになることを「こいわずらい」といいますが漢字では、恋煩いという漢字の他、恋患いとも書きますよ。

今回は読めそうで読めない漢字を5つご紹介いたしましたが、全問読めましたか?

しっかりと覚えておき、漢字マスターになりたいものですね。

漢字も良いですが、「ギリシャ」は英語で何というか即答できますか?意外と新しい発見があるかもしれませんよ。

Source:漢字辞典オンラインコトバンク