「荅」は何と読む?読めそうで読めない!草かんむりの超難読漢字5選

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草かんむりの漢字は、常用漢字以外も含めると2000文字以上存在し、部首の中で断トツの漢字数のようです。草かんむりは、植物や花、野菜に関する漢字が多いですよね。例えば「薇(ぜんまい)」「菖蒲(あやめ)」「菠薐草(ほうれんそう)」などです。今回は草かんむりの難読漢字をクイズ形式で出題いたします。脳トレ感覚で楽しみながら、挑戦してみてくださいね。

【1】荅

「荅」は何と読む?

【ヒント】和菓子の定番、あんこの原料といえば?

答え:荅→あずき

一般的に使われる別漢字は「小豆」です。また送り仮名を付けると、荅える(こたえる)と読みます。

また、瀬戸内海・播磨灘にある島「小豆島」は(しょうどしま)です。あずきじま、こまめじまと間違って読まないでくださいね。

【2】蒐める

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「蒐める」は何と読む?

【ヒント】 意味は、人や物を一か所にまとめること。あ〇〇〇。「あ」から始まる4文字の言葉です。

答え:蒐める→あつめる

別漢字は「集める」です。また送り仮名を変えると、蒐り(かり)と読みますよ。

【3】蓙

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「蓙」は何と読む?

【ヒント】「蓙」は、イグサの茎などを編んで作ったむしろにへりをつけた敷物のことをさします。

答え:蓙→ござ

別漢字では、茣蓙(ござ)とも書きます。一般的にはイグサで織ったものを蓙といい、構造は畳(たたみ)表とほぼ同じなのだそうですよ。

【4】荊

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「荊」は何と読む?

【ヒント】困難な状況や苦難の多い人生を例える時に使う言葉で……〇〇〇の道といえば?

答え:荊→いばら

また、別の読み方で「むち」とも読みます。これは、クマツヅラ科の落葉低木(にんじんぼく)。昔、これで罪人を叩く杖やむちを作ったそうですよ。

別漢字は「茨」・「棘」。いばらの意味は下記の通りです。

荊(いばら)とは、刺(とげ)の多い低木類の総称で、カラタチ、バラ、サルトリイバラなどのように藪(やぶ)状に繁茂するものをいばらといい、英語のbriar, thornなどと同意。荊棘(けいきょく)の2字をあわせて、いばらという場合もある。

引用:コトバンク

【5】薊

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「薊」は何と読む?

【ヒント】綺麗な赤紫色の花を咲かせます。海岸沿いから山間にいたる地域の日当たりのよい草原や道端に生育している植物。

答え:薊→あざみ

また、薊(アザミ)の花言葉は「独立・触れないで・人間嫌い・厳格」なのだそうですよ。

今回は草かんむりの難読漢字をご紹介いたしましたが、全問正解出来ましたか?

見た目にはシンプルな漢字なのに、読み方は苦戦された方もいらっしゃるでしょう。いつか役に立つ日が来るかもしれないのでしっかりと覚えておきたいですね。

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Source:漢字ペディアコトバンク