「鬼怒川」←読める人が少ない有名温泉の名前を示す難読漢字!

「鬼怒川」とはなんて恐ろしげな名前なのでしょうか。漢字から素直に意味を読み取ると、鬼が怒っている川ですよ。こんな名前の温泉で、気持ちよくお湯につかることなんてできるのでしょうか。「鬼怒川」をはじめとして、今回は有名な温泉で、名前の読み方が難しいと思われる漢字を4個出題することにしました。あなたは4個のうちいくつ読むことができるでしょうか。

「鬼怒川」は「きぬがわ」と読みます。

鬼怒川温泉は、江戸時代に発見された栃木県日光市にある温泉です。

発見された当時は日光詣の僧侶や大名のみが入ることを許されていた温泉でした。明治以降に一般開放されてから多くの観光客が訪れるようになったそうです。

次の漢字は「指宿」です。

「指宿」という漢字は何と読むでしょう。「ゆびやど」とか「ししゅく」と読んでしまいたくなりますが、その読み方は正しくありません。

「指宿」という漢字は「いぶすき」と読みます。

指宿温泉というのは鹿児島県指宿市東部にある温泉群の総称です。指宿といえば砂むしが有名です。砂の上に仰向けになると、身体の上に約50°C~55°Cの砂をかけられます。テレビのニュースなどで見たことがある人もいるのではないでしょうか。

次の漢字は「忍野」です。

「忍野」という漢字は何と読むでしょう。「にんの」とか「にんや」などと読めますが、その読み方は正しくありません。

「忍野」という漢字は「おしの」と読みます。

忍野温泉は、山梨県南都留郡忍野村にあります。この地域の夏の平均気温は25℃を超えることがないそうです。猛暑を避けて、この温泉に行ってみたくなるのは筆者だけでしょうか。

最後の漢字は「鹿教湯」です。

「鹿教湯」という漢字は何と読むでしょう。なんだか不思議な漢字を使った名前ですね。

「鹿教湯」という漢字は「かけゆ」と読みます。

鹿教湯温泉は、長野県上田市にあります。鹿が、この温泉が病気や怪我に良いと教えてくれたということから、その名前が「鹿教湯」と呼ばれるようになったようです。

日本には数多くの温泉があります。温泉にゆったりとにつかった時の気持ちは何とも言えないものがあります。しかし、たくさんある温泉の名前をすべて覚えている人はそれほど多くはないのではないでしょうか。また、温泉の名前を耳で聞いて覚えていたとしても、漢字で表されているものを簡単に読めるという人も多くはないような気がします。

日本に住んでいると、漢字というものは常に身近なところにあるものです。しかし、すべての漢字を読むことができているわけではありません。まして、難読漢字となると尚更です。漢字の問題一覧 の中にある難読漢字の問題もお楽しみください。