「庇う」←読めそうで読めない難読漢字4選!

「庇う」と書かれたこの漢字をご覧になったことがおありでしょうか。「庇」という漢字は何となく「屁」という漢字に似ていますが全く別の漢字です。「庇」という漢字は1文字だけでは「ひ」とか「ひさし」と読みますが、「庇う」は「ひう」とは読みません。では一体どのように読むのでしょうか。今回は一見すると読めそうなのになかなか読めそうもない漢字を4題出題してみました。

「庇う」の読み方は...。

「庇う」という漢字は「かばう」と読みます。「庇う」というのは、他から害を受けないように助け守ることを意味しており、「子どもをかばう」などのように使います。

2つ目の漢字は「咲う」です。

「咲」という漢字を見ると「花が咲く」という使われ方が頭に浮かんでくるのではないでしょうか。しかし、「咲」という漢字には別の読み方があるのです。さて、それはどのような読み方なのでしょう。

「咲う」の読み方は...。

「咲う」という漢字は「わらう」と読みます。「笑う」と同じ意味です。少し意外な感じがしますが、「咲」は「笑」の古字(昔は使われていたが今は使われていない字のこと)なのだそうです。「咲(えみ)」のように人名として使われることもあるようです。

3つ目の漢字は「掬う」です。

この漢字は、「掬(きく)」「掬ぶ(むすぶ)」などという読み方・使い方をしますが、「掬う」という使い方もあります。では、「掬う」と書かれるとどのように読むのでしょうか。

「掬う」の読み方は...。

「掬う」という漢字は「すくう」と読みます。「すくう」といっても「救う」という意味ではありません。「砂糖をすくう」「川の水をすくう」などで使う「すくう」の意味です。

4つ目、最後の漢字は「揮う」です。

「揮」という漢字から「指揮(しき)」という漢字が浮かんでくる方もいるでしょう。しかし、「きう」とは読みません。それでは「揮う」という漢字はどのように読むのでしょうか。

「揮う」の読み方は...。

「揮う」という漢字は「ふるう」と読みます。「揮う」には、能力を発揮するという意味があり、「熱弁を揮う」や「料理の腕を揮う。」などのように使われています。

「庇う」「咲う」「掬う」「揮う」という漢字、一見すると簡単に読むことができそうに見えてしまうのですが、いざ読んでみるとなかなか読めない漢字といえるのではないでしょうか。あなたが読めたのは4個のうち何個でしたか。

読めそうで読めない難読漢字の問題はまだまだたくさんあります。漢字の問題一覧 もお楽しみください。