東京オリンピックもますます近づいてまいりましたが、競技場の問題は片付いたにせよ、気温の問題や、当日の運営などまだまだ問題は山積みです。そんな中、ボランティアの募集について色々と問題が噴出しており、その際に支払われる対価について発表され更に物議を醸しております。
なぜ、ボランティアの理論上対価は1000プリカ
通常ボランテイアといえば、対価は発生しないのですが、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は、運営に携わるボランティアに対し、交通費を補助する名目で1日あたり1000円のプリペイドカードを渡すことを決めたということです。
つまり、厳密に言えば対価にはならず、あくまで無償ではあるものの、交通費の補助という名目で、支給されるようです。その際に現金ではなくプリペイドカードとなるということですが、一体何故か。
実は交通費は限度額まで非課税、またプリペイドカードも非課税つまり税金対策が関係していそうです。
商品券、ギフト券、旅行券のほかテレホンカードなどのいわゆるプリペイドカードの譲渡は、物品切手等の譲渡として非課税とされています。
国税庁より引用:
https://www.nta.go.jp/m/taxanswer/6229.htm
https://www.nta.go.jp/users/gensen/tsukin/index2.htm
1日1000プリカ。非課税。これは会計が最もやりやすく、そして単純明快で効率もよいわけです。
情報掲載元:読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20180918-OYT1T50087.html
MAX何プリカになるのか
ちなみに交通費非課税限度額は15万円、東京オリンピックの運営期間は2020年7月24日から8月9日までの17日間。公式サイトによりますと、連続での活動は、5日以内を基本とするようですので、MAX15日働いたら1万5000プリカになり、限度額には到底及ばないので安心。
これにはネットでも不満が爆発し「カイジより安い」「プリカはオリンピック内だけじゃないのか!」「俺達は奴隷じゃないんだぞ」という声もあるようです。
まさにリアルカイジな世界。東京オリンピック。
カイジ=地下強制労働 1日 35,000ペリカ(3,500円)
東京五輪=ボランティア 1日 1,000プリカ(1,000円) pic.twitter.com/cCzachFRC0
— エンリコ (@FatherPucchi) September 18, 2018
桁が一つ違えば大絶賛だったのに:つ東京五輪ボランティアに1日1000円のプリカ(読売新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/7eZ9OTnKL6 @YahooNewsTopics
— 【35(32)部でした】S.O.S.P・堀です…あとうんこさん。 (@holy_s_h_i_t) September 18, 2018
東京五輪ボランティアに1日1000円のプリカ(読売新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/0nZEcwxKJI @YahooNewsTopics
このプリカは何処でも使えるの?
案外、オリンピック内のとある施設専用プリカで、自販機の様に購入する感じかな。例えば、キンキンに冷えた冷えたビール(小)300プリカとか?— にゃー丸(炭酸抜け) (@nyamaru31) September 18, 2018
東京オリンピックのボランティア募集。どうやら交通費として1000円のプリカ(現金でない)を支給されるらしい。これについても文句が噴出しているが、嫌なら募集に応じなければいいだけではないか。自分は嫌だからボランティアという名の奴隷募集には応じないが
— 金愚或戸理亞 (@kingaltoria) September 18, 2018
プリカとは何か
プリカとはそもそも何なのか、という疑問がありますが、事前にお金を入金しておき、その金額内で使える、いわば電子マネーのようなものです。以前はチャージができなかったのですが、最近チャージ対応もしているタイプもあるので、電子マネーとの違いは殆ど無いように感じますが、強いて言えばプリカのほうは使える場所が極めて限られるぐらいでしょうか。