介護を楽しみながら学べる子供向けプログラム「ナゾとき・カイゴ」が大人でも為になりすぎた

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高齢化社会、介護が身近となってきており避けて通れない道となっています。そんな中、静岡県が介護のしごと体験事業のプログラムとして開催している『ナゾとき・カイゴ』に子どもと一緒に参加してきました。小学校3・4年生向けプログラムでしたが、大人でも為になり、将来役に立つ内容だと感じました!

静岡県 令和4年度介護のしごと体験事業『ナゾとき・カイゴ』に参加してきた!

当初、夏休みに開催される予定だった『ナゾとき・カイゴ』。コロナウイルス第7波真っただ中だったこともあり延期。

そして、延期した9月18日は台風14号が日本列島に接近しているという事もあり、何かと日程に恵まれないイベントだと感じてしまいました。

プログラムの内容は、子供が楽しく介護を学べるように、謎を解きながらミッションをクリアしていき、全部のミッションをクリアしたら宝箱を開けられます。

参加する子供たちは名探偵コナンに登場する、少年探偵団になったような感じです。

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介護に関するクイズを解き、暗号を解読。

へぇー、介護施設ってコンビニよりも数が多いんだ!知りませんでした。

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その後は、立ち上がるのが大変なお年寄りのサポートをするミッション。

筆者は立ち上がれないお年寄り役をやりました。真剣な表情で立ち上がりサポートをしてくれるわが子を見て、頼りになると感じる部分も。

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車椅子に実際に乗る体験ミッション。

実際に乗ってみた感想を聞いたところ、怖かったらしいです。

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介護施設ではどのような仕事があるのか、隠された謎を探していきます。

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従来であれば、介護施設に実際に訪れて仕事について学ぶところ、コロナ禍ということもありタブレットで疑似体験。

探偵というと、聞き取り調査も大事ですよね。

実際に介護の現場で働いているプロに、介護について質問をしていきます。

「介護の仕事で大変なことはありますか?」という子ども探偵の質問には、言葉を選んで話していました。

直接的な表現ではなく、子供が聞いても不快にならないように配慮して答えている様子を見て、付き添いの保護者達は「お年寄りと接する仕事は大変だろうな~。」と感じたことだと思います。

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子ども達はミッションをクリアしながら、暗号を解読し、最後は宝箱を開けることに成功!

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探偵バッジとくじ引き券を手に入れることができました。

高齢化社会になり、介護は身近な問題となっています。

今回、筆者は子どもの付き添いとしてそばで『ナゾとき・カイゴ』のプログラムを見ていましたが、いつ介護をする側になるかわからないこともあり、非常にためになる内容だと感じました。

介護をするうえで、一番大切なことは、お年寄りとのコミュニケーションではないでしょうか。

介護されるお年寄りは何をされるかわからないため、常に「今から何々をしますよ。」と声掛けをして安心してもらうことが必要だと話していました。

子供向けプログラムでしたが、大人が聞いても為になる内容でした!

source:KAIGO LEADERS