120年前のパズルを完成させると衝撃的な結果に!その絵は...

このパズルは1900年頃にフランスで作られました。5枚の八角形のカードそれぞれから、”壺” ”馬” ”亀” ”猫” ”花”の形が切り抜かれています。カードがぴったりと収まる正方形の箱に5枚のカードを入れて重ねていきます。カードを重ねていくごとに、カードの内側には色々なシルエットが現れてきます。正しい角度で重ねていくと、最後にはどのようなシルエットが現れると思いますか。

5枚のカードに名前を付けました。

それぞれのカードに名前を付けました。名前は切り抜かれている形を使いました。うま、かめ、ねこ、はなのカードを、つぼのカードの上に重ねていきます。八角形のカードの辺を合わせて重ねていくと、正方形の箱に入れて重ねていくのと同じになるので正方形の図は準備していません。

馬のカードから...。

最初に馬のカードを重ねてみましょう。うまのカードは、時計周りに45°回転させておきます。では、壺のカードの上に馬のカードを重ねてみましょう。

馬のカードを重ねました。

馬のカードを重ねました。新しく出来上がったシルエットは、もはや壺や馬のシルエットをイメージできません。残っている、亀、猫、花のカードを重ねて出てくるシルエットを想像できますか。

次に重ねるのは亀のカードです。亀のカードは回転せずにそのまま重ねます。

亀のカードを重ねました。

亀のカードを重ねました。シルエット部分が少しずつ少なくなってきています。残っているカードは2枚です。この段階で、最後に現れるシルエットを想像できるでしょうか。もしも、あなたがシルエットをイメージできたのなら、そのイメージをそっと持っていてください。

次は猫のカードを重ねます。猫のカードは、時計と反対周りに90°回転させておきます。

猫のカードを重ねました。

猫のカードを重ねました。出来上がったシルエットは、大きくは変わっていません。よーく見ると細かな部分に変化が見られますが、わかりにくいですね。

では、いよいよ最後のカードです。花のカードを重ねてみましょう。花のカードは、時計回りに90°回転させておきます。

花のカードを重ねました。

花のカードを重ねました。出来上がったシルエットは何に見えるでしょうか。

パズルを発売した会社では、このシルエットを「うさぎ」としています。耳の部分に少しばかり違和感がありますが、うさぎだといわれるとそういう風にも見えます。ねずみのように見えなくもありません。

出来上がったシルエットを大きくしてみました。

今回は、壺のカードの上に、馬のカード、亀のカード、猫のカード、花のカードを重ねていきましたが、重ねる順番は決まっていません。どの順番で重ねても構いません。回転のさせ方は、人によって微妙に変わってくると思います。それによってシルエットも微妙に変わってくると思います。

このパズルは、5枚のカードを重ねてうさぎの絵(シルエット)をつくるというものです。あなたは、何のヒントもなしに5枚のカードを渡されたらどのくらいの時間でうさぎのシルエットをつくることができるでしょうか。このパズルの答えを簡単に出してしまう人は、かなり図形認識力に優れている人なのでしょう。

このパズルを発売したのは、パリのワティリオ社という会社でした。1900年といえば、パリで万国博覧会が開かれた年です。日本の年号は明治33年でした。120年も前にこのようなパズルが作られていたのですね。

古くからあるパズルには、現代のパズルとはまた違った魅力があるような気がします。この絵に隠されているもう一人の女性を探し出せ!というような隠し絵の問題にも挑戦意欲がわいてきませんか。