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以前花粉を水に変えるというとんでもないマスクがあることを紹介しましたが、結果的に水に変わるということはありませんでした。もちろん我々何の専門的な知識のないライターが実験したところで、プロフェッショナルな理系な方々には太刀打ちできるわけもないのですが、実はそんな理系な方々でも水に帰る根拠はなかった模様です。
花粉を水に変えるマスクとは

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花粉を水に変えるマスクとは、DR.C医薬株式会社がかつて販売しておりましたマスク。光触媒を進化させた「ハイドロ銀チタン」という物質で花粉などを分解すると説明されており、商品パッケージにはデカデカと、花粉を水に変えるマスクと記載。
しかしながら、根拠がないのではないかとツッコまれ、結果的にその表記を取り下げる形となりました。現在は「ハイドロ銀チタン」が含まれたマスクとされております。

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実際に花粉を採取し、色々やってみたのですが、水分を検出することが出来ず、また様々なクレームが殺到しており、結果的にその表記を取り下げるだけでなく、景品表示法違反で課徴金納付を命じられることに。
光触媒を進化させた「ハイドロ銀チタン」という物質で花粉などを分解するとうたったマスクは根拠が確認できなかったとして、消費者庁は19日、医薬品販売「DR.C医薬」(東京都新宿区)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で857万円の課徴金納付を命じました。https://t.co/2kX4M0Sh9L
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) June 19, 2020
結果的に、花粉を水に変えるという事実はなかったという結果になりますが、この今回の課徴金が、果たして高いのか安いのか。
仮にこのDR.C医薬株式会社のマスクをどうしても使いたいというファンがある程度増加し、会社の売上に現在も貢献しているのだとすれば、法的にはNGだが、結果的にはあながち悪くない広告戦略だったとも考えられます。
Source:DR.C医薬株式会社