完全にオフサイドなのに…J1リーグ優勝争い、得点王争いに大きな影響を与えた「誤審」過去に三木谷氏は……

浦和レッズ

2023年のJ1リーグも佳境に入り、残り2試合を残すだけとなりました。そんな中、先日まで優勝の可能性を残していた3位浦和レッズと首位を走るヴィッセル神戸の試合が埼玉スタジアム2002で行われ、試合は大迫選手のいろんな意味で劇的なゴールによりヴィッセル神戸が2-1で勝利。これによって神戸の優勝と大迫選手の得点王がグッと引き寄せられたかに見えたのですが、結末は非常に後味の悪いものとなりました。

ヴィッセル神戸劇的勝利も……マジか!

両チームにとっては優勝を手繰り寄せるか可能性を残すか、そして浦和レッズにとっては来季のACL出場権に関しても非常に大きな1戦。J1リーグ第32節浦和レッズvsヴィッセル神戸の試合は、大迫勇也選手の劇的なゴールで神戸の優勝に向けて弾みになる3ポイントかと思われましたが……。

DAZNの映像ではわかりませんが、完全に大迫選手がオフサイドポジションにいたにも関わらずオフサイドが取られないという意味不明な事態になっています。

浦和GK西川選手がパワープレーで神戸陣内まで上がっており、浦和陳内にはDF大畑選手ひとり。その状態で神戸GK前川選手が大迫選手にパントキックでボールを送る際、明らかに大迫選手はセンターラインを超えていました。

Jリーグジャッジリプレイでは「オフサイド」と断定

DAZNのサッカー番組「Jリーグジャッジリプレイでは、元国際審判員の家本政明さん、元日本代表FW水沼貴史さんと栗原勇蔵さんが出演。3人は「そう(オフサイド)言わざるを得ない…」「オフサイドじゃないかなというのが僕の頭の中にはすごくあった」「映像を見れば議論するまでもなくオフサイド」とコメント。

そりゃそうですよ、サッカー見ていれば誰でもオフサイドだとわかるレベルの誤審。なんのためのVARなのかわかりませんし、プロの審判である以上はキチンとジャッジしていただかないと……。

これの誤審というか忖度によって3位浦和の勝ち点は54のまま。4位サンフレッチェ広島との差が2ということを考えると、失った勝ち点1はあまりにも大きいものです。さらに2位横浜F・マリノスにとっては首位神戸との差が勝ち点差なしになるところを「2」のままになってしまうという状況。

もっといえば得点王争いをしている神戸大迫勇也選手と横浜FMアンデルソン・ロペス選手の差はこのオフサイドゴールによって1差となりました。普通にオフサイドとなれば同点だっただけに、横浜FMサポーターにとっては踏んだり蹴ったりという世紀の大誤審となったわけです。神戸が優勝してもずっと言われることになるのもかわいそうではありますが……。

ヴィッセル神戸会長でもある三木谷氏、昨年いいこと言ってました!

ヴィッセル神戸の会長職を務める三木谷浩史氏。昨年ヴィッセル神戸が低迷していた時に素晴らしいことを仰っていました!

「審判批判はいけないという風土があるが(中略)うちに有利に働いたこともあるだろう(中略)物申すなということが日本の審判のクオリティが進化しない原因だ。今回は、徹底的にやらせてもらう」だそうです!今年も誤審が確定しているので、徹底的にお願いします!

この三木谷浩史氏の昨年の発言に対し、Jリーグのファンは……

・楽天様の大会長が今回の大誤審も批判してくれると思うと心強すぎる!
・さて、自チームに誤審が有利に働きましたよ。どうします?
・さすが社長。今節の神戸2点目のオフサイド見逃し判定についても、徹底的に物申してください!!!
・勇気ある勝ち点2を返上したいという申し出かな?
・このジャッジはおかしい!抗議文を提出する!ってコメントしたら楽天モバイル契約してやるよ

三木谷さん!今回の件でダンマリってことはないですよね!日本の審判のクオリティが進化しない原因ですものね!ぜひともJリーグのために、審判の技術向上のために、今回も徹底的にお願いします!!

それにしてもJリーグにおける審判は常に誤審したり意味不明な批判をかましたり、三木谷氏がおっしゃる通りまったく進化していないように感じます。今回の大誤審に関しては、浦和レッズと横浜F・マリノスを応援している人だけでなく、ヴィッセル神戸にとっても痛手だと思うんですよね……仮に優勝したとしても色眼鏡で見られるわけですから。

source:Jリーグ公式サイト