五輪野球・伊藤大海(23)韓国ベンチのクレームに速攻で経緯説明、配慮が凄いと話題に

image:写真AC

東京オリンピックの日本対韓国の野球準決勝が、8月4日に行われました。見事韓国に勝利し、決勝戦はアメリカと対戦することとなり金メダル王手となりました。準決勝は日韓戦という事もあり、日本中が注目した一戦となりました。そんな中、韓国ベンチから伊藤大海投手に対しクレームが入ったのです。

伊藤投手、韓国ベンチからクレーム

韓国ベンチから投球の際にロジンの使いすぎではないかとのクレームもあったが、動揺することなく23歳の新人が前回登板(2回無失点)に続き力強い投球を見せた。

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ロジンとは野球のピッチャーなどが使う滑り止め剤を詰めた袋のことで、伊藤投手がロジンの使い過ぎではないかと韓国ベンチからクレームが寄せられたのです。

そのクレームが寄せられた後も、ロジンを使い続けたことから「クレームきた後にニヤッとしながら再びロージンパック手にしたあの瞬間は最高だった」「バッター見ながらガシガシロジン付けてるのマジで最高」とのコメントがネット上に寄せられていました。

しかし、ロジンを使うのには理由があったことが伊藤投手のTwitterで明らかとなったのです。

伊藤投手、ロジンをつけるのは韓国選手への配慮だった

韓国戦が終わった直後、5日0時16分に伊藤投手がTwitterを更新しました。

勘違いされたくないので…

バッターはグリップにスプレーも
許され、防具も付けることが出来ます。

投手がグラブのみ。
僕は手汗が凄く出るので
ロジンを沢山触ります。

万が一、滑って抜けたボールが
打者に当たってしまう方がよっぽど
危険でルーム的にはフェアだと考えています。

もう一つ、国際試合という事もあり、
僕は指摘されたのが、付けた際の舞ってる粉を
私的されたのかと思い、少し間を開けてくれと
言う指摘だと思いました。

打者が見えづらいのであれば、一度、ユニフォ
ームで粉を叩くなど、相手側の配慮も必要だと
思いました。

以上です。

※原文ママ。その後、ルームがルールの誤植であることをツイートで指摘されていました。

このツイートに「相手への配慮も完璧ピッチングも完璧最高のピッチャー」「オリンピックの大舞台でそれだけ冷静に考えてるってすごすぎませんか?」「誠実な人柄が現れていますね」と、相手選手への配慮も感じ取れる伊藤投手の紳士的なプレーに、賞賛の声が寄せられていました。

7日に行われる決勝戦では勝利をつかみ取り、金メダルを獲得して日本中を歓喜の渦に巻き込んでほしいですね。

また、名古屋の河村たかし市長がソフトボール女子後藤選手の金メダルをかじるというとんでもない行為をし、批判が殺到しました。

伊藤大海(いとうひろみ)プロフィール

生年月日 1997/08/31
性別 男
身長/体重 176cm/82kg
所属 日本ハム
学歴 苫小牧駒大
出身地 北海道
出場予定種目 野球

source:東京オリンピック2020