明日から来なくて良い、と会社に言われた場合の実際の判例が斜め上すぎて逆に羨ましいと話題に

会社からの突然の辞令。新婚で家が新築なのに転勤を命じられるなんていう歌もあるくらいに悲哀に満ちたモノ。その中でも一番くらいたくないのは「明日からこなくていいよ」だと思うのですが、実はその言葉をきけた人は超勝ち組である事が判明したのです。

実際に明日から来なくて良いと言われた人の判例が凄い

こちらの裁判は、社員が会社から「明日から来なくて良い」と命じられたが、会社都合ではないとした事が不服で訴えた裁判。その判決が「会社の発言はクビにしたとは言えない」「社員は会社に来る義務はない」「会社は社員が会社に来なくても給料を払う義務がある」というものだったそうです。つまり明日から来なくて良い、という命令を忠実に守っていたので、給料はあげてねという会社側の完全敗北パターンだったようです。

ちなみにこの判例、弁護士である師子角允彬氏も話しております。これからの似た内容の裁判での元となる考えになるのは勿論、5年以内に同じように「明日から来なくて良い」と言われ理不尽にクビにされた方も、会社を訴えれば同じく給料がもらえるかもしれません。

出典元:https://sskdlawyer.hatenablog.com/entry/2019/08/15/000113

twitterの反応

この判例が出来たおかげで、安易にパワハラ発言をすると、足元をすくわれてしまう可能性も出てきたという事ですね。

もちろん注意点も

原告側である社員さんは特に成績などが悪いわけではなく、かつ人事異動の経緯も不透明、解雇決定した会議の議事録もなかった、という社員さんにとって有利な材料が揃っていたからこその判例ということですね!

ブラック企業問題もなあなあなままの日本。これからはこの判例も、一つのライフハック的指針になっていくかもしれませんね。

画像掲載元:写真AC