外国人の高い鼻、日本人のステレオタイプで人種差別と判明

このところ、海外では人種差別が加熱しております。コロナ禍ということもあり暴動が起きやすくなっているという点もありますが、米ミネアポリス市警の元警官のによる、フロイド氏問題等様々な問題から世界中に人種差別による問題が拡散しております。そんな中、日本人も例外ではなく、特にこちらの描写は気づかないのかもしれませんが、差別に当たるとされております。

外国人の象徴「高い鼻」は人種差別

2014年のことでしたが、全日空(All Nippon Airways、ANA)が放送した、バカリズムと西島秀俊のテレビコマーシャルが外国人への人種差別ではないかということで、なんと放送打ち切り騒動に発展しておりました。

CMをみると、たしかにバカリズムが最後に高い鼻をつけている様子が伺えます。日本では割と、コントな土でもよく取り入れられている高い鼻

がしかし、これは外国人が実はコンプレックスにも感じているというのだ。確かに自ら高い鼻をつけたくてつけているのではなく、生まれ持った特徴であり、中には嫌がる人もいるのかもしれない。

そういった側面から、この意図的に鼻を高くする行為が差別であると指摘されていたのだ。

Source:AFP

笑ってはいけないの「黒塗りメイク」は差別である

また記憶に新しいのが、2018年の年末に物議を醸した「絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス」でのワンシーン。浜田雅功が、黒人警官に扮し、黒塗りメイクを披露。

黒塗りメイクも、日本のコントでよく使われる外国人を描写する際に使われる手法。がしかし、このご時世不快に感じる外国人は少なくない。

以上を踏まえるとたしかに、「高い鼻」も「黒塗り」もあくまで外国人に対する印象を極度に強調したものであり、外国人からすればそれは過剰な描写なのかもしれません。

逆に日本人などは「ツリ目」といった行為で外国人から揶揄されることはある

かつては許されていたこのような表現も、SNSやコロナ禍といったある意味議論がされる機会が増えてきた昨今、今までの「普通」をもう一度意識を改善しなければならないのかもしれないし、そもそもどれが差別に当たるのかもわからないのかもしれない。

例えば「外人」という表現ですら差別と感じる外国人もいることを踏まえると、我々はより一層表現に関してナーバスにならざるをえないのだ。