転売ヤー、次はあの野菜を転売、別のヤバい問題が発覚

何かと話題になり続けている昨今の転売騒ぎですが、マスクやアルコール消毒類といった衛生用品に関しては収束に向かっているようです。しかし、新たに転売商材として話題になっているのが、まさかの山菜です。山菜をネットで転売という事態にも驚きですが、それだけではなく、さまざまな問題があると指摘がされているようです。

次の転売商材は行者にんにく

現在、フリマアプリ内で多数の行者にんにくの販売が確認できます。フリマアプリ大手のメルカリ内を行者にんにくのキーワードで検索すると想像以上の出品数となっています。

それぞれの金額は1000円前後が大半ですが、中には5000円で出品されているものまで確認できます。既に売約となっている商品も多数確認できました。改めて行者にんにくの人気の高さが伺えます。

行者にんにくには免疫力を高める効果もよく知られているので、この人気に関してはコロナウイルスへの感染を防ぎたいという意図もあるのかもしれません。

フリマアプリで行者にんにくを販売するにはさまざまな問題が

フリマアプリで行者にんにくの販売が行われていることに、特段問題はないように感じる人もいるかもしれません。しかし、行者にんにくの販売には大きく健康面のリスクと法に抵触する危険性のさまざまな問題があるのです。

まず山菜狩りの際に危険なのが、行者にんにくとよく似た毒草と誤って食べてしまうケースです。特に間違いやすいのがイヌサフランという毒草です。見分け方として行者にんにくに関しては特有のにおいがあるのに対し、イヌサフランに関してはほぼ無臭です。

上記の見分け方は比較的知られていることではあるものの、行者にんにくと誤ってしまうケースは少なくありません。フリマアプリなどで購入すること自体にリスクがあると言わざるを得ません。

健康面以外のリスクとしては、フリマアプリでの販売行為が法に抵触する危険性があるということです。山菜狩りに関しての合法・違法に関しては解釈が分かれるところではありますが、一般的に常識の範疇内で個人で消費することを目的とする場合には容認されるケースが多くなっています。

しかし、販売行為が目的での山菜狩りとなると、何らかの法的処置の対象となる危険性が出てきます。購入する側にも分別ある判断が求められます。

行者にんにくの販売に対するネットの反応

行者にんにくのフリマアプリでの販売に対し、ネット上でも話題になっています。

上記でも触れたように健康面へのリスクを危惧するツイートも見られます。確かに危険のある食材をフリマアプリで購入するのは心配があります。

やはり法的な部分に関して疑問視する意見も。

健康面や法的なリスクだけではなく、マナーやモラルの面での批判も見受けられます。

ある商売道具の転売も話題になりましたが、ネットを使って収入を得ようという行為はまだまだ収まることはなさそうです。

画像:秒刊SUNDAY