「羊毛フェルト」のタヌキさんが、リアルで目を引く可愛さ!制作者に話を聞いた

image:取材協力:Hiroko@羊毛フェルト(@Hiroko_NeFe)

羊毛フェルトは、小さな刻みのついた専用の針で羊毛を刺し成形する手法です。見た目がほっこりと柔らかい雰囲気のある羊毛フェルト作品は、見ているだけで何だか癒されますよね。そんな羊毛フェルト作品ですが、TwitterにてHiroko@羊毛フェルト(@Hiroko_NeFe)さんがご投稿した「タヌキの羊毛フェルト作品」が大きな反響を呼んでいます。リアルで一目見たら、目も心も奪われる作品なのです。今回は制作者にお話を伺いました。

タヌキの羊毛フェルトが圧倒的存在感!

タヌキの羊毛フェルト作品のツイートを発見しました!毛並みやフォルムなど愛らしい本物のタヌキさんのように見えますね。

羊毛フェルト作品なのに不思議と、体温や生命力が感じられ命を吹き込まれたかのようです。

ツイートのリプ欄には「リアルですごいクオリティー」「手乗りタヌキさんが可愛すぎる」と絶賛の声が国内外から寄せられ、盛り上がりをみせています。

・タヌキで画像検索したときこれが出てきて本物かと思います。かわいい!

可愛い このサイズで動いたら 悶え死にしそうです。

・てのひらたぬきさん、本物みたいでほこほこしててとっても可愛いです。

・わぁ〜、小さいたぬき!!どこのペットショップに売ってるんだろう?と思ったら、羊毛フェルト人形!?リアル過ぎる!!

制作者さんインタビュー

image:取材協力:Hiroko@羊毛フェルト(@Hiroko_NeFe)

制作者のHiroko@羊毛フェルト(@Hiroko_NeFe)さん(以下、Hirokoさん)にお話を伺いました。Hirokoさんは、羊毛フェルトを初めて丸三年経たれたそうです。

■羊毛フェルト作品を作り始めたきっかけを教えてください。また、今まで何作品ほど制作されましたか?

ーー1つの作品に時間がかかるため、制作数はあまり多くないです。始めたきっかけは、ネットでハリネズミの羊毛フェルトを見た事でした。とても可愛くて自分でも作れるのかなと試しに作って、そこからハマってしまい現在に至ります。制作時間は作品により違いますが、1作品あたり20時間から40時間以上かかることもあります。また、月に1体しか作れない事もありますね。

■どのように制作されているのですか?また、制作でこだわられたところは?

ーータヌキだけではなく、最初に顔を作ってそこから全体の大きさバランスを見ながら身体のベースを作っていきます。顔が作品で一番重要なパーツだと思っています。細かい作業が多くなるので分けて作り一番時間がかかるパーツです。メリノの羊毛とアルパカの毛を混ぜて作ります。

染められた羊毛を複数混ぜて色を作るのですが、絵の具のように混ざるわけではなく、また限られた色数のため、実際の動物の毛色に近い色を出すのが一番難しいのではないかと思います。

image:取材協力:Hiroko@羊毛フェルト(@Hiroko_NeFe)

■大きな反響がありますが、今の心境は?

ーータヌキの羊毛フェルトが完成した時は、可愛く出来たと思いましたが、まさかこんなに反響いただけるとは想像もしておらず、RTやイイネが見てる間に増えていくのを長い時間呆然とみていました。これがバズると言うやつか、なんて人事のように思ってみていました。

■今後、制作してみたい作品はありますか?

ーー今後作りたい作品ですが、大型の猫科の動物を色々作りたいなと思っています。熊も作りたいですし、楽しみに待ってくれている方もいるので、タヌキもハリネズミも作りたいと……時間がいくらあっても足りない状態です。

Hirokoさんお忙しい中、お話していただきありがとうございました。

Hirokoさんの手がけられた作品はどれも温かさを感じられ、ずっと眺めていたくなる魅力がありますよね。これからもHirokoさんのご活躍から目が離せません。次はどんな作品がHirokoさんの手によって生み出されるのでしょうか?新作も心待ちにしています!

すごい作品といえば、ペヤングソース焼きそばのパッケージの刺繍作品にも驚かされますよ!

取材協力:Hiroko@羊毛フェルト(@Hiroko_NeFe