これまで何度か話題になったことがある虚構新聞。社会風刺の効いた個性的なフェイクニュースは根強いファンを持っているようで、ついつい読み入ってしまう人も多いのではないでしょうか。そんな虚構新聞のある記事が、またも現実に追いついてしまったと話題になっています。また、それに関連する謝罪文も注目を集めているようです。
ロングバトンを使った運動会が開催される
虚構新聞が事実に追いついてしまったと話題になっているのはこちらの運動会に関する報道です。
相模原市中央区の市立田名北小では、ソーシャルディスタンスを徹底しての運動会とするため、リレーに用いるバトンに長さ2メートルのロングバトンを用いたとのことです。
運動会の開催にも各学校で慎重に進められていますから、こうした画期的な試みが行われるのも不思議なことではありません。
とはいえこのロングバトンが、実際にどの程度の効果を期待できるかは不明ですが、”できることから実践していく”という姿勢は対外的な観点からも間違ってはいないでしょう。
虚構新聞でも類似の記事を公開していた
そしてこのロングバトンのアイディア、なんと虚構新聞の12日の記事で既に記載されている内容と一致していることが話題になっています。
花形競技でもあるリレー種目では、長さ2メートルのロングバトンを使用することで、適度な間隔を確保したままバトンパスが可能に
引用:虚構新聞
もちろん、繰り返しになりますが虚構新聞の記事はあくまでもフェイクであるという前提のもとに更新されています。しかし、ロングバトンのアイディアからバトンの長さに至るまで実際に報道されている内容と一致しています。
ネット上では「これは凄い」「学校関係者の中に虚構新聞の愛読者がいるとしか思えん」といった声が寄せられています。
そして本件の話題はこれで終わりではありません。
謝罪分を掲載する事態に
虚構新聞では、これまでもサイト内で記事化していた内容が現実のものとなってしまった時に謝罪を行っていました。
今回のケースに関しても「今回も虚構新聞が謝罪するのか」という点に多く関心が寄せられていたようです。
そして実際に虚構新聞が”「2mのロングバトンも コロナ禍で「新しい運動会」 マキャベリ小」についてお詫び”というタイトルで謝罪文を28日、掲載したのです。
こんな悪ふざけみたいな競技を実際にやる学校が出るとは予想できなかった。全部コロナが悪い」と説明し、反省の態度を示しませんでした。
引用:虚構新聞
上記のように謝罪文も同サイトらしい文章となっています。
「虚構新聞、謝罪まで面白い」「この迅速な対応は報道機関として評価するべき、かも?」など反響を呼んでいます。
前回、今年7月にも虚構新聞が現実になったことが話題になっていました。またそれ以前にも虚構新聞の記事が現実になった例の報告は複数見られるようです。
これだけ続くとたまたま、というより虚構新聞運営社サイドの先見の明が卓越しているのでは…という考えまで浮かんできてしまいますね。