やる気が無いなら帰れ、教員経験者が教えるダブルバインドの問題点が正論すぎると話題に

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最近ではいろいろな校則に疑問の声が上がっていますね。中にはニュースにも取り上げられ大きく取り上げられるほど重大な問題とされているものもあります。こうした動向も踏まえて理不尽な校則がなくなっていくと良いですが、他にも子どもの心を傷つける良くない怒り方、指示の出し方といったものもあります。中でもダブルバインドと呼ばれるものへの正論がネット上で共感を集めています。

「やる気が無いなら帰れ」への指摘が話題に

現在ネット上では学校でよく耳にする、”あの文言”に対する指摘が正論だと絶賛され話題になっています。

部活顧問がよくやる「帰れ!」ってキレたあとに、帰ろうとすると「帰るな!」とさらにキレるやつ。これダブルバインドといって、やられた子はメンタル崩壊、自信喪失とボロボロになるので、マジでやめさせた方がいい。

「帰れ」と言われた後に本当に帰ろうとするとキレられる、こんな経験を持つ人は少なくない気が致します。こうした矛盾する叱責は子どもにとって悪影響と指摘しています。

投稿者である教員経験を持つ方です。他にも学校教育の課題点をわかりやすく見える化しており、説得力のあるツイートの数々にはいろいろと考えさせられます。

ちなみにツイート内にある「ダブルバインド」という言葉に関してですが、わかりやすく説明してくれているサイトがありましたので引用させて頂きます。

ダブルバインドとは「二重拘束」という意味を持ちます。二つの違う矛盾した意味のメッセージを相手に命令することで、相手を混乱させ強いストレスを与えるといったコミュニケーションのこと

引用:心理資格ナビ

上記の定義によりますと、確かに「帰れ」→「本当に帰るやつがいるか!」といった叱責はダブルバインドに該当します。

こうしたダブルバインドに含まれる種類の叱責や命令を受けたことがある人は多いようで、上のツイートには「職場や学校でダブルバインドを受けたことがある」といった共感が続々寄せられています。中には「もう諦めた」「自信を失った」といったコメントも。指導する人間が、自信喪失させるって本末転倒な気がしますね……。

またダブルバインドに対して「強く反論したらそれ以降なくなった。なので気の弱い人が受けやすいのかも」「そうした理不尽なことを言う人は徹底して避けるようになった」という対応に関する意見もありますが、対処法については難しいところです。

一番は学校教師や企業の責任者側の質が上がることなのですが、これもなかなか簡単なことではないですよね。以前にはこんな教師も問題になりました。